今なお様々な影響を及ぼし続けている新型コロナウイルス。一人一人がこの脅威に立ち向かえるよう、国の政策も補助をしてくれています。その中にはフリーランスであっても受け取ることが出来る持続化給付金がありますが、みなさんは既に申請しましたか?
「まだしていない!いつまでだっけ?」
「フリーランスでも受けられるの!?」
そんな方のために、今回は申請期限が迫っている持続化給付金について解説をさせていただきます。
フリーランスが受け取れる持続化給付金

持続化給付金は、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けた事業者に対して給付されるものです。中小法人並びに個人事業者がその対象となっており、この個人事業者にはフリーランスも含まれています。
フリーランスの場合、給付額は最大で100万円です。申請する人の状況によって額は変動しますが、昨年度の売上から減少した分が上限とされています。
申請はWeb上で行えるため、どこかに出向く必要もなく便利です。スマホからでもアクセスが出来ます。全国に申請サポート会場が設置されてもいますので、申請に適した環境がない方はそちらを利用しましょう。因みにサポート会場は、感染症対策のため事前予約が必須となっていますので注意してください。
内容に不備がなければ、申請後2週間ほどで振込が行われます。意外にもスピーディなところが嬉しいですね。
因みにホームページは2020年8月31日までに申請をした方用と、9月1日から申請する方用に分かれています。しかし、持続化給付金の申請は2020年5月1日から始まっていますので、どちらも同じものです。一度給付を受けた方が再度申請することは出来ませんので注意してください。
持続化給付金を受け取る資格や期限は?

持続化給付金を受け取るためには、2つの対象条件を満たす必要があります。
1つ目は、2019年より前から事業収入を得ていて今後もその事業を継続していく意思があること、です。こちらは比較的シンプルですね。
2つ目は、2020年1月より後に新型コロナの感染拡大の影響で前年の同じ月と比べて事業収入が50%以上減少した月があること、です。持続化給付金の申請においてはこの月のことを対象月と呼んでおり、具体的な給付額もこの対象月を基に決められます。これらを満たしていれば、あなたも持続化給付金を受け取る資格があります。
因みに2020年1月から3月の間に開業した場合であっても、4月以降の収入がそれまでの平均額から50%以上減少していれば給付対象になるかもしれません。思い当たる月のある方は、帳簿などを見て確認してみましょう。
差し迫っている申請の期限は2021年1月15日の金曜日までです。Web上での申請ですので、24時までは間に合います。
申請に必要な書類は4つ存在します。
- 確定申告書類
- 対象月の売上台帳など収入額がわかるもの
- 通帳のコピー
- 本人確認書類
いずれもスキャンしたもの、あるいは撮影した画像での提出になります。
これら申請に必要な書類は、準備をするのに時間がかかることもあります。特に確定申告書類においては原則として収受日付印があること、あるいはメールでの受信通知があることが必要とされています。これらがどちらも存在しない場合、税務署で納税証明書を取得しなければなりません。ぎりぎりになってから焦らなくてもいいように、対象者であることが確認出来たらすぐに準備を始めましょう!
持続化給付金の使い道はフリーランス次第!

持続化給付金に関するさらに嬉しい要素としては、使い道の制限がないということも挙げられます。厳しい状態にある事業者のためのもの、と規定されていることから、広く事業継続のために使うことが認められているのです。キャンセルや受注率の減少など、コロナの影響を受けたフリーランスにはありがたいですよね。
しかし、同時に注意点も存在します。手続きなどの上で、持続化給付金は収入という扱いになります。つまり、課税の対象です。翌年の税金に反映されることになりますので、使い道はしっかりと考えるべきでしょう。因みに国民全員に配られた10万円の特別定額給付金については非課税ですので、その違いにも留意しておきたいですね。
最後に当然のことですが、不正受給は犯罪として処罰されることにも言及しておきます。厳しいペナルティが課せられますし、悪質だと判断された場合には刑事告発の対象にもなり得ます。申請書類に不審な点があった場合には詳しい調査が行われることもありますので、不備なく真実を申告するようにしましょうね!
おわりに
持続化給付金の概要を知ったことで、自分が対象であると気づいた方はすぐに申請の準備を始めましょう。繰り返しますが期限は2021年の1月15日までですので、まだ間に合います!
経済的にも精神的にも影響があったと思いますが、新型コロナをきっかけにフリーランスという働き方は注目を集めています。ますます追い風が吹いているとも言えますので、新型コロナに負けずに頑張っていきましょうね!
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