フリーランスで稼ぐのに学歴は関係ある?現役フリーランスが語ってみた

フリーランスあれこれ

「学歴のある人は信用もあるし、能力も高い」
世の中では、そんなことがよく言われます。そんな言葉を聞くと「フリーランスとして活動する場合も学歴があった方がいいのかな…」と不安に思ってしまいますよね。
そこで本記事では、フリーランスに学歴は関係あるのかについて、フリーライターとして生計を立てている私が自分自身の経験とフリーランスの仲間を見て感じたことをお伝えさせていただきます。

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フリーランスに学歴は関係ない

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フリーランスとして活動するならば、学歴はまったく関係ありません。
会社員の場合、履歴書を提出しなければなりませんが、フリーランスでは履歴書は全く必要ありません。ではなぜ、会社員は履歴書が必要なのでしょうか?
それは、会社は社員に対して毎月高額の料金を払い続けなければならないからです。さらに、日本の制度では社員を簡単にやめさせることもできません。だからこそ、履歴書を見てその人が「信用のおける人物か」判断する必要があるのです。
しかし一方でフリーランスは、学歴が全くと言っていいほど求められません。
仮に、もしあなたが今、自己紹介動画を作ってもらうならば、動画編集者の学歴を気にするでしょうか?それよりもコミュニケーションの取りやすさやクオリティのほうが気になるのではないでしょうか?
毎月決まった給料をもらう会社員と違い、フリーランスは成果物に対して報酬が払われるため、学歴は関係ないのです。「自分は高卒だから…」と不安になっている方がいたら、自信を持って大丈夫です。

自己破産、離婚、休職経験者も活躍できる

フリーランスは学歴に限らず、その他の経歴を気にする必要はありません。
ですが、会社員の場合は違います。過去に自己破産の経験や会社を休職した経験があれば、採用選考で不利になる可能性も大きいでしょう。また、親の介護があったり、シングルマザーで子育てしていたりすれば、会社側は採用段階で「雇ったら休まれるのではないか」と懸念して採用をためらうかもしれません。
しかし、フリーランスの場合はそのような心配はありません。
取引先がフリーランスに求めていることは「仕事のスピード」や「納品物のクオリティ」「コミュニケーションの取りやすさ」だけです。だから、経歴などはまったく気にしていません。だから、過去に自己破産しても、鬱病になっても、離婚しても、シングルマザーでも関係ないのです。
実際、私は鬱病と診断されて休職した経験があります。後先考えずに、すぐに休職期間を終えて、そのまま退職してしまいました。一時期は「就職しなきゃ」と考えていたため、「休職したことを隠した方がいいかな」と悩んでいましたが、フリーランスの道を見つけた時から休職経験で頭を悩ますことがなくなりました。
また、私にはライティングの師匠がいます。彼は会社を倒産させて、自己破産を経験しています。しかし、そこからフリーランスとして這い上がったのです。ライターを目指していたのに、自己破産をした直後はタイピングもほとんどできない状態だったとか……。しかし、始まりはそんな状態でも、彼はフリーランスとして活動を続け、今や年商7000万円の会社を経営しています。
また、介護をする方やシングルマザーもフリーランスとして活躍することができます。
チャンネル登録者数が10万以上のビジネス系YouTuberのKYOKOさんは、3人のお子さんを抱えるシングルマザーです。KYOKOさんはWebライターからお仕事を始め、アフィリエイトなどに取り組み、今では「副業の学校」を主宰する経営者です。
介護や育児は一見、ハンディキャップに思えてしまいます。ですが、実はこの状況こそ有利に働くことがあります。なぜなら、人は守るべきものがあるからこそ行動できるという面があるからです。
「なんだ精神論かよ」と思うかもしれませんが、案外1人でいると「自分が食べる分だけ稼げればいい」と思ってだらだらして結果がでません。家族がいると1人よりも大きな額を稼がなければならない状況に立たされるため、結果が出るのも早くなるのでしょう。

コミュニケーションスキルは最重要

フリーランスは学歴も経歴も全く関係ない夢のような働き方です。しかし一方で、コミュニケーションスキルは会社員以上に求められます。コミュニケーションスキルがなければ、仕事を獲得することができません。
もちろん、業務スキルも大事です。クライアントを満足する成果物を提出する必要があるからです。
ですが、業務スキルを気にしすぎるのはとても危険なことです。なぜなら「自分の実力はまだまだだからもっと勉強しよう」という人があまりにも多く、スキルアップばかりして稼げていない人がたくさんいるからです。自分のスキルのなさに自信がなくて勉強にばかり取り組んだ結果、生活が困窮して会社員に戻る人も少なくありません。
とはいえ、業務スキルを身につけることは重要です。しかし、人間ですから仕事していれば自然とスキルは身につきます。それよりも、クライアントから仕事を受注するためにコミュニケーションスキルを身につける方が重要といえるでしょう。

フリーランスは個人の「真の実力」がわかる

フリーランスには学歴も経歴も関係ありません。
フリーランスとして生きていくためにはクライアントに信頼されることが重要です。クライアントから信用を獲得し、社会でどこまで通用する人間なのかその実力が試されるのがフリーランスなのです。
ここまで言うと「怖いなあ…」と思うかもしれません。ですが、実はそのコミュニケーションスキルよりも大切なことがあります。それが、行動力です。行動を起こせば体験的にコミュニケーションもスキルも学ぶことができます。だから勉強ができなくても、スキルが無くても恐れずに、まずは一歩を踏み出すことが何より重要でしょう。

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この記事を書いた人

学生時代、論文で54万円稼いだり、読売新聞に3654字のエッセイが掲載されたりした経験で培ったリサーチ力と文章力を活かし執筆しています。最近はセールスコピーライティングの仕事を中心に承っています。

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