近年、フリーランスとして働く人が増えています。しかし、フリーランスになって時間の自由と場所の自由を手に入れて毎日を楽しんでいる人がいる一方で、低単価案件から抜け出せず働いてばかりで心身に不調を起こしてしまう人がいます。では、フリーランスとして生き残るにはいったい何が大切なのか、本記事ではそれをお伝えしていきます。
稼げる人と稼げない人は似ている

1年前の春、2人の若者がフリーランスになりました。2人とも正社員をやめる前に100万円以上の高額講座で1年間Webデザインを学び、高いスキルを身につけ、ともに人柄もよく、ともに未来への希望に満ち溢れているという共通点がありました。
そんな2人はフリーランスになって1年後、あるカフェで出会いました。2人は同じ時期にフリーランスなった者同士なので初対面でも話に花が咲きました。2人はとてもよく似ていました。毎日タリーズでコーヒーを飲みながら作業を行っています。そして、2人はクラウドソーシングサイトを使って仕事を受注していました。でも、違うことが1つだけありました。1人は先月の収入が20万円で、もう1人は100万円だったのです。
何の差が彼らのフリーランス人生の違いなのか。あなたも不思議に思いませんか?
持って生まれた知性や才能、努力の違いではありません。1人が成功したくて、もう1人が成功したくなかったわけでもありません。2人のフリーランス人生を変えたのは、活動方針の違いだったのです。
稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの違い

稼げるフリーランスと稼げないフリーランスは何が違うのでしょうか?前章でお伝えした通り才能で努力でも作業する場所でも仕事の受注の仕方でもないのです。では何が違うのか、詳しくお伝えしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
スキル上達よりも仕事の受注に力を入れる
フリーランスとして活動する上で大切なのはスキル上達よりも仕事を受注することです。「自分の実力ではこの仕事はできない」と思って、スキル上達にばかり力を注ぐフリーランスがいます。しかし、そうやって上達させたスキルは本当に身についているのでしょうか?仕事をとっていない段階でスキルを学んでもうまく活用することができません。
例えば学生時代、多くの人が歴史や関数、化学式について学びました。しかし、それらの知識は生活する上で使うことはほとんどありません。だからどんな名門の大学を卒業している人でも時が経てば、知識の大部分を忘れてしまいます。しかし、一方で自転車の乗り方は大人になっても覚えているものです。どんなにブランクが空いたとしても体で覚えているため忘れることはほとんどありません。
このように、体験を通して学んだことの方が身に付きやすいのです。「この仕事できるかな」という不安があったとしても、思い切って受注してみましょう。それが自分の実力を最短で磨く方法です。
講座を受ける態度
もしあなたがフリーランスになるために講座を受講しようとしているのならば、どのような態度で講座に臨めばいいか考えてみましょう。
多くの人がスキル習得のためだけに講座を受講します。しかし、そのような受け身の態度ではなく、講師から仕事を獲得するつもりで講座を受講しましょう。
「どうしたらこの講師に仕事を任せてもらえるのだろう?」と考えながら講座を受けることで講師が喜ぶことを行うようになります。講師に気に入られれば仕事を任せてくれるかもしれませんし、講師が抱えているクライアントを紹介してくれるかもしれません。講師のことをクライアントとして考え、講師のパートナーになれるように前のめりで参加しましょう。
情報発信を行う
フリーランスとして稼いでいきたいのならば、情報発信をした方がいいでしょう。TwitterやInstagram、YouTube、ブログなど自分の好きな媒体、自分の業種と相性のいい媒体で行いましょう。広告収益などを狙うわけではありません。情報発信することで集客せずともお問い合わせがくるような状態をつくるのです。集客には大きな手間がかかるため、それを省けるようになると自分の仕事が楽になります。
とはいえ最初から無理に情報発信をする必要はありません。心の余裕をある程度持てるようになったらチャレンジしてみましょう。
クライアントの情報を記録する
クライアントの情報を記録しましょう。クライアントが言っていたことや要望、住所など何でも記録しましょう。クライアントが望んでいることを見抜きやすくなります。クライアントの要望に確実に答えられるようになれば、クライアントはあなたのことを手放したくなくなります。自然と単価もあがっていくでしょう。
稼げるフリーランスになろう
今回はフリーランスとして生き残る方法をお伝えしました。フリーランスとして稼げる人、稼げない人の違いはほとんどありません。経験年数も才能も努力も作業する場所も関係ないのです。
稼げるフリーランスになるには、スキルの勉強をするよりも仕事を受注することや情報発信、クライアントの情報を記録するなど様々な方針がありました。あなたもぜひ実践して稼げるフリーランスになりましょう。
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