これからフリーランスとして一歩を踏み出したいと考えている方にとって、実際のフリーランスの働き方はどうなのか、気になるという方は多いのではないでしょうか。
私は、メインでフリーランスのライターを半年ほどしています。前は会社員として、週5日1日8時間で事務職をしていましたので、フリーランスも会社員もどちらの立場も経験済みです。結論を言うと、フリーランスの働き方は自由に自分のやりたいことで働けて楽しいと感じています。 この記事では、フリーランスで働いてみて感じた会社員との違いの体験談を交えてお話します。
フリーランスは時間や働く場所が自由

働く場所や時間が自由というのがフリーランスの一番の醍醐味です。
フリーランスと言えば自由に仕事ができると思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私自身、普通の会社員の方は寝ているような夜中に仕事をして、昼まで寝ていることもあれば、移動中などに記事の構成を書くことや調べものをすることもあります。
ただし、時間が自由と言っても、打ち合わせなど人と約束した場合などはこの限りではありませんが、人との約束はある程度自分のスケジュールも伝えながらできるので、それほど不自由は感じていません。
フリーランスで働いていて自由がないと感じるのは、締め切りが迫っているときです。
ただし、これは自分のスケジュール管理や仕事の引き受けすぎなどが原因だったりします。
フリーランスは自己管理が本当に大切です。
定時もありませんし、セルフブラック企業にならないように注意する必要があります。
また、フリーランスが病気になると、どんなに体調が悪くても変わってくれる人がいないというデメリットもあります。しかし、自己管理をきちんとすれば1週間旅行に行くなんてこともできます。
フリーランスは自己裁量で仕事ができる

先ほどの時間や場所もですが、フリーランスは自己裁量で仕事ができます。
仕事の量はもちろん報酬も交渉次第やスキル次第で上げることが可能です。
会社員では「お給料を上げてください」と言える機会はないですよね。
また、仕事の内容も自分のスキル次第でいろいろなことに挑戦できます。
例えば私の場合、今はライターをしていますが、プログラミングも勉強中なので、いつかはホームページの作成業務もしてみたいと考えています。
さらにスキルを掛け合わせてプログラミングでホームページを作り、ライターとしてホームページ内の文章も請け負うなども可能です。
会社員ならば配置転換がない限りは自分の受け持っている仕事をします。
営業の仕事をしているけど、簿記検定を取った人がいたとしても、経理部に移動しない限りは簿記検定を活かした仕事はできません。
自分で自分の強みを100パーセント活かすことができることと、やりたいことがやれるのがフリーランスのメリットです。
ただし、フリーランスでももちろんやりたいことがあっても需要が伴わないとお金にはできません。作曲を身に着けたとしても音楽作成を依頼してくれる人がいないと仕事にはできません。
フリーランスは収入が不安定

フリーランスの最大のデメリットは収入が不安定なことです。
会社員は仕事がたとえなくても給料が保証されていますが、フリーランスは自分自身が雇い主のようなものなので、保証してくれる人はいません。
フリーランスには労災のような制度はありませんので、自分で民間の保険に入っていない限りケガをしてもかかった費用を自費で払わなければならないのです。
また、もし病気などで働けなくなったときは、会社員なら会社から保証が出ることや、健康保険の傷病手当金がもらえますが、フリーランスにはそういった制度はありません。
また、仕事が一切なく失業状態になった時の雇用保険のような保証も出ないので、仕事がなければ収入が完全に途絶えてしまいます。
ただし、定期的に仕事をもらえるようになればある程度安定はします。
他に対処法としては、一つの依頼者やクラウドソーシングのプラットフォームに依存しすぎないこと、収入減を複数持つこと、数カ月から1年分の生活費は貯金しておくことなどがあります。フリーランス向けの保険に入っておくことも良いですね。
また、フリーランスは社会的信用がない点が悲しいです。会社員と同じ年収だとしてもクレジットカードが作れない、賃貸を借りることができないということがあります。
フリーランスは、ずっと毎月同じ報酬がもらえると保証できないからというのが主な理由です。会社員であれば会社が半分負担してくれる年金や健康保険料もすべて自分で納めなければいけません。フリーランスの場合年金は国民年金、健康保険は国民健康保険に入ります。年金は国民年金だけに加入した場合、会社員が入る厚生年金より将来の受給額が少ないのもデメリットです。
おわりに
私もフリーランスをやってみてメリットもデメリットも感じました。
でも、私の結論としては、フリーランスは楽しいと言えます。
フリーランスと会社員の決定的な違いはフリーランスには自由という利点があるが、その分責任が伴うということです。会社員はある程度自由は制限されますが、会社や社会保障でフリーランスよりもずいぶん手厚く守られています。
個人的には自己裁量でやりたいことに挑戦してみたい方は一度フリーランスをやってみるとよいと思います。例え、また会社員にもどったとしても必ずフリーランスの経験は役に立ちます。
他にも個人的には短時間労働など雇われて働くこととフリーランスを組み合わせて働くという新しい働き方もおすすめです。
コメント