普段なにげに目にしているチラシや CM。どのように作られているかご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
もちろんパソコンとソフトウェアで作られていて、ソフトウェアで圧倒的なシェアを誇っているのが Adobe 社です。
印刷や映像業界以外のフリーランスの現場も例外ではなく、Adobe 製品を扱う機会は多いものです。本記事では Adobe 社のメジャーなアプリをご紹介します。
デザイン・写真系の Adobe アプリケーション

Photoshop
Photoshop は主に写真を加工して思い通りの見栄えに仕上げたい場合に使用します。
カラーや色調の調整、合成写真の作成、失敗写真の修正、電線などの不要なもの消去したりなど機能が豊富です。デコレーションしたテキストを挿入することもできますので、簡単な POP なら Photoshop 単体でも作成可能です。
アイキャッチ画像などの用途でも使われるため、クリエイターのみならず幅広く使われています。
Illustrator
画像やイラスト、文字を自由にレイアウトして名刺やポスターなどをデザインするのに使用されます。チラシの作成や Web デザインなどをする場合は、Photoshopで写真などの素材を加工し、Illustrator でレイアウトを仕上げるという使い方をします。
チラシや雑誌などの印刷物を制作するような場面で使われることが多いアプリです。
Lightroom
Lightroom は写真の読み込み、現像、編集、共有など写真に関する管理を行うことができます。Lightroom は一般的に Photoshop や Illustrator に比べると知名度は低いかもしれませんが、Windows の Explorer のような役割を担っているため、写真を大量に扱う場合は必須のアプリと言えます。
また、Lightroom は多くの RAW フォーマットに対応している点も魅力です。カメラ各社が独自の RAW ファイルフォーマットに対応した独自の現像アプリを提供していますが、他社のカメラに乗り換えると乗り換え先の独自現像アプリを使うこととなります。
Lightroom であれば大量の RAW ファイルフォーマットに対応しているため、カメラを乗り換えても現像アプリは Lightroom を使い続けることができます。
対応している RAW ファイルフォーマットは Adobe 社のページで確認することができます。
ビデオ、オーディオ系の Adobe アプリ

Premiere Pro
映像を編集するアプリです。撮影した動画の不要部分をカットしたり、場面変換のトランジションを入れたり、テロップを挿入したり、と様々な編集を行うことができます。YouTube が一般的になり、映像編集を専門にするフリーランスも増えました。演者は動画を撮り、編集は編集者へ依頼するという分業が進んでいるようです。
また、スマホで高画質動画を撮影できるようになったことでプライベートでも Premiere Pro に触れる機会が増えているかもしれません。
After Effects
Premiere Pro を補足する形で映像を加工し、特殊効果を追加するのに使われます。
映像の1シーンをより印象的なものにしたい場合に After Effects でアニメーションを追加したりします。デザインの技術も必要なので、映像編集の上級者が使うアプリと言えます。
その他のAdobeアプリ

Acrobat DC
フリーランスの現場ではメンバーが同じ環境ではないことが多いため、文書のやりとりでは PDF がよく使われます。
Adobe 製品には無償で PDF を表示、署名、注釈、共有が可能な Acrobat Reader と、有償の Acrobat Standard や Acrobat Pro があります。
Acrobat Reader が一般的に使用されていますが、PDF 文書を高度に扱いたい場合は Standard や Pro を検討しましょう。
Animate
After Effects が映像素材に対して特殊効果を入れることがメインだったのに対して、Animate はイラストツールとアニメーションツールを使用して動きのある GIF アニメのようなコンテンツを作成します。
Dreamweaver
デザイン性の高いホームページを自由に構築することができるWebサイト制作ソフトです。プロ仕様のアプリで、使いやすさや利便性から多くのWebデザイナーから支持を得ています。
おわりに
フリーランスの現場でよく使われる Adobe アプリをご紹介しました。
業種、職種次第では Microsoft Office と同じように必須となる深〜い関係のアプリです。
これらは Adobe Creative Cloud コンプリートプランというサブスクリプションを契約すると使い放題になります。
個人向けで税込月額 6,000円 を超えるため手が出しづらいのが正直なところですが、お得に使う方法もありますので別の記事でご紹介します!
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