映像クリエイターとは、ビデオカメラやドローンを用いて映像を撮影したり、撮影した映像を編集・加工したりする仕事です。映像や動画制作系の企業に勤めて実務経験を養っていくのが一般的ですが、中には未経験からフリーランスになった方も存在します。
今回はそんな映像クリエイターについて、仕事内容や必要なスキルなどのお話をさせていただきます。フリーランスとして活躍するための近道についても言及していきますよ!
映像クリエイターの仕事内容とは?

映像クリエイターは、その名の通り映像コンテンツを作り出すクリエイティブ職です。
具体的な仕事は、企画から始まります。依頼がきたらクライアントの求めているイメージや目的を汲み取り、実際に使用する映像を撮影していくのです。撮影が終わると編集、必要があれば修正などを行い、双方納得の出来るものが仕上がれば納品という流れです。映像制作を総合的に手掛けることになりますので、活躍するためにはさまざまなスキルが必要になってきます。
映像クリエイターになるには経験が必要?
映像クリエイターになるには特別な資格や経験が必要だと思っている方も多いでしょう。しかし、実際には映像クリエイターを名乗るために必須の資格というものはありません。スキルを磨くためには映像業界での経験があった方が有利であるといえますが、こちらも絶対に必要というわけではないのです。
最近では、未経験からフリーランスの映像クリエイターになったという方もたくさん活躍しています。どんな方でもチャレンジすることは出来ますので、やらずに諦めることのないようにしてくださいね!
映像クリエイターに必要なスキルは?

映像クリエイターはどんな人でも目指せると前述しましたが、仕事をこなしていく上でスキルは重要です。
「身に付けるべきスキルがわからない!」という方のために、ここでは必要になるスキルについてもみていくことにしましょう。
映像クリエイターの仕事内容に関わるスキル
映像クリエイターとして仕事をしていくためにはまず、撮影スキルが必要です。1から映像を作っていくためには、この能力がなければどうしようもありません。
技術習得は勿論のこと、プロとして活動していくためにはそれなりの機材も必要です。映像を撮るためにはビデオカメラやアクションカメラ、ドローンなどを用います。動画編集をする際にはパソコンのスペックやモニターの質も重要になってくるでしょう。これら初期投資費用については忘れず、事前に計画をしておいてくださいね。
次に、撮影した動画を編集していく力も求められます。そのためにはソフトを使いこなせなくてはなりません。AdobeのPremiere ProやAfter Effectsが代表的な動画編集ソフトとして挙げられますので、扱えるようになりましょう。昨今はYoutubeなどでの発信が盛んですので、動画編集の仕事は多く存在しています。まずはこちらのスキルから身に付け、動画編集で実績や自信を得ていくのも1つの方法です。
また、コミュニケーション能力も重要になってきます。いくら技術があったとしても提案力に欠けるようでは仕事に繋がらないためです。これはクライアントの要望などを理解するためにも必要な能力ですので、自信のない人は磨く努力をしていかなければなりませんね。
未経験者におすすめの資格
映像クリエイターとして活動をしていくためには実績が重要になります。未経験であれば1つ目の実績を作ることが難しく感じられるでしょう。先の段で特別な資格は必要ないと述べましたが、持っていると役に立つものは存在します。
以上のような資格を取得しておくと、実績がなくてもクライアントへ一定のスキルがあることをアピール出来ます。まずはこのような資格取得を目指して勉強を始めてみるのもおすすめですよ。
フリーランス映像クリエイターの適正って?

映像クリエイターは誰もがなれる可能性を秘めていますが、当然適性は存在します。
映像クリエイターに向いている人
映像クリエイターには、以下のような特徴に当てはまる方が向いているといえます。
- クリエイティブな仕事をしたい人
- 好奇心旺盛で探求し続けられる人
- 集中力や忍耐力に自信のある人
- コミュニケーション能力のある人
- スケジュールを自分で管理出来る人
多くの人から受け入れられる作品を生むためには、どんなものに需要があるのか知ろうとする好奇心や探求心は必須です。また、納期までに作品を完成させるためには集中力や忍耐力の有無も重要になりますよ!
映像クリエイターに向いていない人
反対に、以下のような特徴を持つ方は映像クリエイターには向いていないことが多いでしょう。
- 向上心のない人
- 情報収集が嫌いな人
- 体力のない人
- コミュニケーション能力に自信のない人
- スケジュール管理が苦手な人
映像技術はどんどん進歩していくものですので、向上心のない人はすぐに置いて行かれてしまう可能性があります。また、自分のセンスに固執して流行り廃りなどの情報収集を怠るようでは、多くの人に求められる映像クリエイターになることは難しいでしょう。
フリーランスの映像クリエイターになるには

フリーランスの映像クリエイターになるには、何から始めればいいのでしょうか。最後に今すぐ出来る取り組みについてもお伝えいたします。
必要な知識や技術を身に付ける
映像クリエイターになるための知識や技術を持っていないなら、まずはそれを身に付けるための勉強から始めましょう。スクールに通ったり未経験募集も多いアルバイトから映像制作会社に勤めたりする方法もありますが、おすすめなのは独学です。費用や時間を最小限に、フリーランスデビューを図ることが出来ます。
近年ではUdemyやMENTAなど、オンラインの学習サービスもありますので独学に疲れたときには利用を考えてみてください。
◇Udemyでは阿部信行さんの「ゼロから学ぶ映像制作」、及びかもさんのAfter Effectsに関する講座
◇MENTAではtanaka kenjiさんの「【初心者歓迎】映像制作」
がそれぞれ人気となっているようですよ!
ポートフォリオを作る
ある程度知識や技術を持っているなら、ポートフォリオを作ってみましょう。クライアントに自分のスキルを伝えやすくなりますし、サイトなどで力を入れて作品の発表をしていれば仕事の依頼に発展することもあります。
ブログやSNSでの発信も積極的に行っていくべきでしょう。Youtubeなどの動画サイトを利用すれば、知名度を上げることも出来るかもしれません。上手くいけば再生数で直接収入を得られるようになるチャンスもありますので、チャレンジしてみてくださいね。
クラウドソーシングサービスに登録する
映像クリエイターとして仕事を請けられるレベルにまでなっているなら、クラウドソーシングサービスに登録をしてみましょう。募集されている案件には誰でも手を挙げることが可能ですので、まずは1つ目の実績を作ってみてください。小さな案件だったとしても実績になれば、他のクライアントから注目されるようになります。スキルやビジネスマナーが備わっていることが客観的に判断出来るようになるためです。いい評価を得られるように努力して、積極的に次の仕事に繋がる可能性を生み出しましょう。
サービスの利用経験がないなら、初心者にも易しく映像に関連する案件も多いランサーズやクラウドワークスがおすすめですよ!
例えば初心者向け「ミカン畑のドローン撮影」などといった案件もクラウドソーシングサービスに多数載っています(2021年11月現在)
おわりに
映像クリエイターは知識と技術、そして向上心さえあれば、未経験からでもフリーランスを目指せる職業です。必要に応じてオンラインサービスなどを利用すれば、勉強も捗ります。
メディアは今なお強い力を持っていますから、映像クリエイターはこれからの需要にも十分期待が出来る仕事であるといえるでしょう。興味のある方は是非、憧れのフリーランス生活目指して頑張ってみてくださいね!
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