2020年に入り、新型コロナウィルス(COVID-19)が世界中を襲った影響により、その感染対策としてテレワークが推奨・導入されるようになりました。
テレワークの導入で Web カメラやヘッドセットなどPC周辺機器はもちろんのこと、デスク・チェアも売上を伸ばしているとの報道もあります。あり合わせのデスクやチェアで長時間作業して、体に違和感を覚えたということでしょうね。元々デスクワークの多いフリーランスにとっても腰痛は大きな大きな悩みの種です。
今回は腰痛対策としてコスパの良い、ゲーミングチェアについてご紹介します。
フリーランスの仕事は腰痛・肩こりとの戦い

新型コロナウィルス以前から、現代のフリーランスはPCを使った自宅でのデスクワークが長時間になる傾向にあります。
特にプログラマ、クリエイター、ライターなどの職種はほぼ全ての作業が PC となります。
また、これらの職種に限らず企画書作成、写真編集、請求業務などもPCなどを使ったデスクワークになるでしょう。
多くのフリーランスはオフィスを持たず自宅で作業するため、長時間作業することになる自宅の環境は重要です。あり合わせのデスク・チェアで作業して慢性的な腰痛・肩こりに苦しめられることは避けたいですね。
腰痛や肩こりは生産性を落とす
あり合わせのチェアで無理に作業して腰痛や肩こりが悪化した場合、生産性が落ち込みフリーランスにとっては死活問題になります。
腰や肩が痛くて長時間作業できない、作業に集中できない、となればアウトプットの品質に影響しますし、最悪のケースだと納期に間に合わず信用問題になるかもしれません。
私は会社員時代、短期サポートで入ったオフィスのチェアが「少し傾いてるかも?」と思いつつ作業していたら、腰の奥を直接揉みたくなるような、とてつもない違和感を覚えて見事3日目で座ってられなくなりました。
その後はしばらく自費で整形外科に通うなど時間とお金を無駄にしてしまい、当時は会社員でさほど困りませんでしたがフリーランスだったらと思うとゾッとします。
腰痛はひどくなってからは「時すでに遅し」です。予防が大事だということを心得ましょう。
姿勢をよくするにはチェアにこだわる

意識で姿勢良く、は難しいので「仕組み」を手に入れる
とはいえチェアを買うのはお金もかかるし置く場所にも困るし・・姿勢に気をつければいいんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに姿勢がキープできれば腰痛にはなりにくいでしょう。ただ、姿勢をキープするには体に合ったチェアが重要です。
インターネットで “腰痛 姿勢” を検索すると正しい姿勢について解説したページが見つかりますが、例えば「腰と脚の付け根が直角になるように深く座る」にはチェアの大きさや形次第。意識だけで良い姿勢をキープするのは難しいのです。
そこで、意識せずともよい姿勢をキープする対策としてのゲーミングチェア導入です。
ゲーミングチェアはその名の通りゲーマーのために開発されたチェアですが、ゲーマーだけのものではありません。正しい姿勢を保つための機能が満載で、デザインもオフィスチェアとして大きな違和感はないでしょう。
チェアが正しい姿勢を保ってくれるため、意識ではなく仕組みで正しい姿勢を実現することができます。
ゲーミングチェアはオフィスチェアより安価
ゲーミングチェアは高機能にも関わらず、高級チェアと比べて安価です。
例えば、高級チェアとして有名なハーマン・ミラーのアーロンチェアシリーズは20万円を超えるモデルはザラで、一番安くても 11万円を超えます。
しかしゲーミングチェアならば、Amazon で 1万円後半から4万円後半がボリュームゾーンとなってます。さらにアームレスト、ランバーサポート、ヘッドレスト、リクライニングなど多くの機能を備えているモデルがほとんどです。
毎日数時間、数年の間使うことを考えるとかなりコスパのよい投資であるといえるでしょう。
Amazonで買えるゲーミングチェア3選
いざ検討しようとした場合、“ゲーミングチェア” で検索すれば選びきれないくらい見つかります。
今回は私が個人的に選んだオススメのゲーミングチェアを3つ選んでご紹介します。
GTRACING / GTBEE-BLACK
まずは比較的リーズナブルなモデルから。
GTRACING はゲーミングチェアの中でも非常にコスパが良いメーカーです。GTBEE-BLACK は機能面ではネックサポート、ランバーサポート、肘掛、リクライニングなど一通り備えており、黒で統一された挿し色がないデザインでインテリアにも合わせやすいでしょう。
Amazon では多くの高評価がついているので安心して購入できるでしょう。
AKRACING / OVERTURE
続いて国内外の主要な e-Sports 公式大会でオフィシャルチェアとして採用されている AKRACING のゲーミングチェアです。OVERTURE は製品ラインナップの中でスタンダードモデルとして位置付けられています。
AKRACING には NITRO や WOLF など他に評価を得ているモデルがありますが、OVERTURE は一番多い6色展開が魅力です。
なお、 e-Sports 大会で使われているメーカーには DXRacing もあります。
比較して検討するとよいでしょう。
ITOKI / YES-S-UB-AEL
最後は白のゲーミングチェアを紹介します。
日本のオフィス家具メーカーである ITOKI の製品で、ゲーミングチェアの機能性と自宅のインテリアにも違和感なく溶け込むデザイン性を併せ持っています。ゲーミングチェアとしての機能は一通り備えており、材質はソファーに使用される肌触りの良いファブリックを採用しています。
自宅がナチュラル系のインテリアの場合は特にオススメです。
おわりに

腰痛対策としてコスパの良い、ゲーミングチェアをオススメしました。繰り返しになりますが、腰痛などによる生産性の低下はフリーランスにとって死活問題になり得ます。
まだチェアにはこだわってないという方がいらっしゃいましたら、ご自身への投資として検討なさってはいかがでしょうか。
なお、本記事では詳しく説明できませんでしたが購入する際はサイズや耐荷重がご自身の体型に合致しているか確認するようにしましょう。
特にサイズ面で、座面の高さが合わないと踵が床につかず正しい姿勢を取ることが難しくなります。ゲーミングチェアの販売を行っているショップで試してみるといいかもしれません。それでは、ゲーミングチェアで快適なフリーランスライフを!
コメント