webマーケターは、需要とともにその注目度を高めている職業です。裁量権が大きく、フリーランスでも稼いでいくことが出来ます。自分の仕事が明確に数字や顧客の反応になることから、やりがいを感じる方も多いです。
今回はそんな、フリーランスのwebマーケターに興味をお持ちの方のために、仕事内容から必要になるスキルまで解説させていただきます。
webマーケターの仕事内容とは?

webマーケターとはその名の通り、webを用いてマーケティングをする人のことを指します。webサイトなどを中心に、商品が売れる仕組みを作っていくのです。
具体的な仕事内容は多岐に渡りますが、集客、販売促進、そして改善の3つに分けることが出来るでしょう。まずはwebサイト等に人を連れてこなければなりません。これは、広告を運用したり検索上位に表示されるようSEO対策をしたりして行っていきます。TwitterやInstagramなどのSNSを利用する方法もありますが、それらを専門とする人はSNSマーケターとして別に区分されることも多いです。次に商品やサービスの認知度を高め、欲しいと実際に思ってもらえるような仕掛けを考えます。商品が売れればそれでよしというわけではなく、より売れるようにしたりリピーターになってもらえるようにしたりする取り組みも重要です。さまざまなデータを分析して修正したり改善したりしていくことも仕事の内といえます。
web上で宣伝を行う商品やサービスが増えていることは、みなさんも日々実感しているところでしょう。勿論その分、webマーケターの需要も高まっているんですよ!
webマーケティングと似た言葉
webマーケティングと似た言葉に、デジタルマーケティングがあります。同じものと認識している方も多いかもしれませんが、デジタルマーケティングはより広い範囲を扱います。webマーケティングもデジタルマーケティングの一部分、とされているのです。
具体的にいうと、デジタルマーケティングはオンラインを利用したあらゆる手法でマーケティングを行います。メールやアプリ、動画サイトなども含まれ、デジタル文化の発展とともにその領域はどんどん広がっていく可能性をも秘めているのです。混同している人も多い事柄ですので、2つの違いについては厳密でなくとも頭に入れておくといいでしょう。
webマーケターに必要なスキルって?

フリーランスのwebマーケターになるには、前段で解説したような仕事内容をこなせなければなりません。そのためにはさまざまなスキルが必要になるでしょう。
例えば、情報収集能力は欠かせません。企画の立案にも重要になりますし、関わる業界についての動向なども追いかけていかなければならないためです。データ分析から客観的な判断をしなければならないシーンも多いですから、論理的思考力も必須となるでしょう。顧客の気持ちがわからないとマーケティングもとん挫してしまいますから、ユーザー目線で物事を考える力も必要です。勿論、マーケティングやweb業界への知識なしには勤まりません。
また、webマーケターは1人で行える仕事ではありませんから、コミュニケーション能力も必要になってきます。問題なくパソコンを扱えるだけでなく、資料作成スキル等もあれば、提案などもスムーズに行えるようになるでしょう。
未経験webマーケターにおすすめの資格
webマーケターとして仕事をこなしていくためには上記のようにさまざまなスキルが必要ですが、
「これを持っていないと!」
という資格は特に存在しません。どんな人でも目指していくことが出来る職業の1つなのです。
しかし、完全に未経験の状態から始めるのは不安と感じる方も多いでしょう。そんな方は、自身の知識にもつながる以下のような資格の取得から取り組んでみるのもおすすめです。
ウェブ解析士
マーケティング・ビジネス実務検定
ウェブディレクター試験
Google広告認定資格
Googleアナリティクス個人認定資格
資格があるから必ず仕事がとれるというわけではありませんが、クライアントへスキルややる気をアピールするには十分な要素になるでしょう。この中でもGoogleが実施している試験については無料となっていますので、気軽に検討することが出来そうですね。
webマーケターには誰でもなれる?

フリーランスのwebマーケターには、どんな人でも挑戦することが出来るでしょう。しかし他の多くの仕事と同様、人によって向き不向きは存在します。
webマーケターに向いている人
以下のような特徴のある人は、webマーケターにも向いている可能性が高いといえるでしょう。
- 数字の伸びにやりがいを感じる人
- 人に興味関心を持てる人
- 情報収集が好きな人
- 変化への対応力がある人
- 自己管理が得意な人
web業界は刻一刻と変化していきますから、時代に合わせられる力は特に重要なものとなりそうです。
webマーケターに向いていない人
反対に以下のような特徴の目立つ人は、webマーケターには向いていない可能性が高いといえそうです。
- 変化への対応力が乏しい人
- 人に興味関心を持てない人
- 情報収集が嫌いな人
- 失敗を恐れる傾向にある人
- 自己管理が苦手な人
webマーケティングはトライアンドエラーの繰り返しともいえますから、新しいことにもどんどん挑戦出来る人でないと仕事をこなし続けるのは難しくなりそうですね。
フリーランスのwebマーケターになるには

フリーランスのwebマーケターになるには、何から始めるべきでしょうか。最後に未経験からwebマーケターを目指す方に向けて、その方法についても解説しておきます。
独学でwebマーケティングを学ぶ
まずは必ず、webマーケティングの知識をつけなければなりません。会社員として働いたりスクールに通ったりする道も勿論ありますが、
「今すぐフリーランスになりたい!」
という方もいるでしょう。そういう方は是非、独学で学んでみてください。
・『いちばんやさしい新しいSEOの教本』(インプレス)
・『新版 リスティング広告 成功の法則』(ソーテック社)
など、初心者向けの本はたくさん出ています。自信がついたら、先にご紹介したような資格の取得を目指してみるのもいいでしょう。
現代にはさまざまなサービスがありますから、独学に疲れたときにも心配は要りません。オンラインで学びを支えてもらえばいいのです。
・MENTAの「未経験から個人で稼げるWEBマーケティング学習をサポート!」(中嶋祥汰さん提供)
・Udemyの「日本一やさしいマーケティング戦略講座」(久野高司さん提供)
などが、それぞれ人気を博しているようです。是非、力になってくれそうな人や講座を探してみてくださいね!
クラウドソーシングサービスに登録する
webマーケターとして仕事が出来るレベルになったら、未経験や初心者歓迎の案件に手を挙げてみてください。クラウドソーシングサービスを活用すればそのような仕事探しも容易です。利用経験がない方には以下のサービスが特におすすめです。
ランサーズ
クラウドワークス
どちらも代表的なものですから初心者でも簡単に扱えます。案件も多いのでタイミングがよければすぐにも挑戦出来るでしょう。クラウドソーシングサービスでの募集は例えば、通信講座サービスの成長を期待する企業でリスティング広告を運用する仕事、などです。ECサイトのメディア運営とSEO改善を任されるような案件も多いですね。
「まだ勉強中で…」
という方も実際の募集を見ればやる気につながるかもしれません。是非登録をしてみてくださいね!
おわりに
webマーケターはこれからの需要にも期待が出来る職業の1つです。将来性のあるフリーランスを目指したいという方にはまさにうってつけであるといえるかもしれません。
興味を持っているならそのままにせず、是非目指してみるようにしましょう。フリーランス生活には魅力がたくさんあります。オンラインサービスなどを上手く使って学習を行えば、挫折も防げるはずですよ!
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