フリーランスエンジニアの成長とは?フリーランスを目的化しないために

フリーランスの働き方

この記事の読者には、これからフリーランスエンジニアを目指す方や駆け出しのフリーランスエンジニアの方が多くいらっしゃると推測します。フリーランスエンジニアとして一歩踏み出すことが出来たら、次は長く続けていくことを考えますよね。
頑張らなきゃいけないとは思っていても具体的に何をしていいか悩むかたもいらっしゃると思いますので、フリーランスエンジニアのステップアップについてお話します。

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スキルの掛け算、あらたな得意分野の開拓

仕事の奪い合いという危機感はありますか?


エンジニアはその専門性のイメージからか、人気のある職種です。
さらにIT業界はデジタルで簡単にノウハウ共有できることになったことから参入しやすい業界となっています。
さらに2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修化されており、デジタルネイティブな人材がやってきます。
つまりは新たな人材が入って来やすい業界であり、仕事が奪われる可能性が高いということです。え、IT人材足りないんじゃないの?と思った方、それも正しいです。

2019年3月付の みずほ情報総研の調査(経済産業省奨委託事業) では、2030年にはIT人材の不足数が最大で約79万人になるという試算されています。

ただここでのIT人材は「情報サービス・ソフトウェア企業の人材」「Web企業の人材」「ユーザ企業の情報システム部門の人材」を指しており、不足すると予測されているのがプログラマなどの専門スキルを持った人材に限らないことに留意しておく必要があるでしょう。
会社内で「ちょっとシステムに詳しい人」も含まれている可能性があります。

あらたな得意分野開拓でスキルの掛け算

これから10年後、20年後にどのような人材が求められているか(需要)、高単価の案件を獲得できるか(供給)を予想するのは難しいですが、常に得意分野の開拓、フリーランスエンジニアとしての成長を意識しておいたほうがよいでしょう。
後から参入する人材に勝るための戦略が必要です。
先行参入のメリットを活かし、スキルの掛け算を目指しましょう。

プログラマ、SEは替えが効いてしまう

プログラマ、SEは替えの効きやすい職種


それなら一つのプログラム言語を極めれば良いのではないか?と思われるかもしれませんが、プロジェクト管理に携わったことのある私の経験だと「このプログラミング言語を極めた人材がどうしても必要」という場面に遭遇したことはありません。プログラマ・SEの募集には必要なスキルを示して、実務に耐えうると判断した方を採用します。
半年や1年で開発プロジェクトが終わったら解散して、プログラマ・SEはまた新たな案件を探すことになります。

フリーランスとしては契約更新しつつ単価を上げてもらうのが望ましいところですが、一介のプログラマ・SEだと難しいのが現状だと思います。

Webサービスやアプリを一気通貫で作れる人材は稀

このようにプログラマや SE を含むエンジニアの多くはプロジェクトを渡り歩いて、一部の機能を担当することが多いです。
何が起こるかというと、機能開発しか出来ない人材が多く育ってしまいます。
クラウドインフラや git、CI/CD など使ってはいるけど自分では全く環境構築できないということになりがちですよね。
コーディング(プログラミング)ができて、インフラができて、マネジメントも・・とスキルが掛け算されると 替えの効かない エンジニアとして認知されるようになるでしょう。単価交渉もしやすくなります。

ぼっちプロジェクトで幅広いスキルを身につけよう

ビジネスをデザインできる人材

私がイメージしているフリーランスエンジニアのゴールがあります。
ちょうどよいので冒頭で示した経済産業省の資料から引用します。

ITを高度に活用したビジネス(例えばデジタルビジネスなど)をデザインする人材(上図の現場IT人材(デジタル人材))

これは、企業が何かしらサービスを作りたい(課題)と考えたときに一定の答えが提供できる(解決)ということだと思います。AWS の紹介記事 にも書いた CTO のイメージですね。

ここまでになるとエンジニアの枠を超えてしまいますが、一つのゴールとしてイメージしておくと良いのではないかと考えています。

ぼっちプロジェクトを始めてみよう

このような人材に行き着くには運もあります。
ビジネスの様々なプロセスに携わってスキルアップできるプロジェクトにジョインできることは滅多にありません。携わらせて欲しい、と自分からの働きかけも必要になります。
そこでオススメなのはぼっちプロジェクトです。
例えば「毎朝 天気情報を届けてくれる LINE bot を AWS 上に構築する」というプロジェクトを完走させてみるのです。
インフラの知識、プロジェクト管理、モチベーション維持、個人のタスク管理(時間捻出)、誰かに使ってもらおうと思えばマーケティングまで学ぶことができると思います。

おわりに

フリーランスエンジニアのステップアップと、フリーランスエンジニアの一つのゴールについてお話しました。
フリーランスとしての人生をスタートしたことはみなさんのゴール(目的)ではないと思います。その先には実現したいライフスタイルがありますよね。
ぼっちプロジェクトはアクションとして一つの提案です。
みなさんのやりたいことや将来に想いを馳せて、必要なアクションを考えてみましょう!

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