会社員がフリーランスになる前にやることは何?独立の準備あれこれ

フリーランスあれこれ

会社員からフリーランスになる時「やることが全然イメージができなくて不安…」という気持ちでいっぱいになりがちです。独立の準備は大きく分けて事務作業・金銭面・仕事獲得の3つです。事務作業では名刺作りや開業届、金銭面ではクレジットカード作りや引っ越し、仕事獲得ではあいさつ回りやクラウドソーシングサイトなどが挙げられます。本記事では、注意点も取り上げながら会社員からフリーランスになる前にやることを具体的にお伝えしていきます。

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フリーランスになる前にやるべき4つの事務作業

フリーランスになる前に、準備しておけば心強いものがあります。それは、仕事獲得に役立つ名刺やポートフォリオ、納税の際に必要な開業届や会計ソフトです。1つずつ解説していきます。

●名刺

名刺は、出会った人にあなたの顔と名前を覚えてもらい、仕事をいただくためのツールです。参加した交流会やセミナーなどで配れば、ふとした瞬間に仕事がもらえることもあります。

名刺には最低限以下のことを記載しましょう。

①事業名

②氏名

③肩書き(職業、専門領域など)

④連絡先(メールアドレスや電話番号など)

ポートフォリオ

ポートフォリオとは、自分の魅力を伝えるための作品集のことです。ライターであれば執筆記事、デザイナーであればデザインやモックアップなどを一覧にして掲載するWebページを作りましょう。あなたの実力をクライアントにアピールするための最大の武器となります。

ポートフォリオを作る時は以下のサイトを使用すると便利です。

https://www.portfoliobox.net/jp
無料ホームページ作成 | ホームページの作り方 | Wix.com
Wixは世界で2億人以上に利用されているホームページ作成ツールです。業種ごとにデザインされた800種類以上のテンプレートや多彩なマーケティング機能を活用して、ノーコードで本格的なWeb制作ができます。
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無料で簡単にホームページを作成することができるジンドゥー(Jimdo)。プログラミング不要で見たまま思い通りに自分だけのホームページを作成!個人サイトはもちろん、会社のビジネスサイトにもご利用いただけます。

●開業届

開業届は、自分で決めた開業日から1か月以内に提出することが法律で義務づけられています。出さなくても罰則はありません。しかし、出すことで様々なメリットがあります。

・屋号で銀行口座が作れる。

・青色申告承認申請書を提出すれば、青色申告ができるようになり、最大65万円の控除が受けられる

ただし、開業届を提出すると失業保険はもらえなくなり、家族の社会保険の扶養に入れなくなる場合があるので注意が必要です。

ちなみに、Twitterを普段からビジネス目的で運用されている方なら、「念願の開業届を出しました」という報告をすると、かなり「いいね」がつきますし、フォローされるきっかけにもなります。

開業届は、以下の国税庁公式サイトから入手可能です。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf

●会計ソフト

開業届を出すと確定申告が必要になります。経費の計算は面倒くさいので後回しにしてしまいがちですが、確定申告の時期になると絶望してしまいますので、事前に対策をしておきましょう。無料で使える会計ソフトもあります。

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フリーランスになったら金銭面での信用がなくなる

駆け出しのフリーランスには残念ながら社会的信用がありません。会社員のように毎月決まった給料が貰えるわけではないからです。実際に不安定な収入に悩むフリーランスも存在します。

そのため、フリーランスになると「社会的信用を要すること」ができなくなります。例えば、以下の通りです。

①クレジットカードをつくる

②ローンを組む

③賃貸を借りる

どんなに収入があるフリーランスでもこれらの審査に通らないことがあります。そのため、クレジットカードを作りたい人や引っ越したい人は会社員のうちに済ませておくべきです。カメラマンなど高額な機材が必要な方は、フリーランスになる前にローンを組んで買ったり、リースしたりすることをおすすめします。

とはいえ「クレジットカードを作ったり賃貸を借りたりしたいけど、先に会社を辞めてしまった」という人もいるかもしれません。その場合は一時的にアルバイトを行い、その会社の名前を借りましょう。フリーターの方がフリーランスより社会的信用があります。

フリーランスが仕事を獲得する

Children have combined hands together to miniature house collage

フリーランスになったら、仕事獲得するための営業も自分で行わなければなりません。仕事獲得には様々な方法があります。代表的な例を紹介します。

①あいさつ回り

会社員時代とフリーランスになってからの職種があまり変わらない人は、あいさつ回りが効果的です。今まで所属していた会社に「独立しました!」と名刺と手土産を持ってあいさつに行くだけで、仕事受注に繋がります。すでに信頼関係が構築されている相手なので、仕事をする時もコミュニケーションがスムーズに行うことができます。

②FaceBookやLINE

FaceBookやLINEで「独立しました。お仕事引き受けますので、ご相談ください」という報告とともにポートフォリオのリンクを貼れば、あなたに仕事を頼みたい人から連絡がくるでしょう。FaceBookやLINEを通じて仕事を発注してくる人とはすでに繋がりがある人が多いため、あいさつ回りと同様にコミュニケーションが取りやすく、仕事しやすい可能性が高いです。

③クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事を発注する人と受注する人を仲介するサイトのことです。有名なクラウドソーシングサイトにクラウドワークスとランサーズがあります。ライティングからデザイン、コンサル、システム開発など様々な業種の仕事が募集されています。

駆け出しのフリーランスはクラウドソーシングサイトを使って実績を積む人も多いです。ただし、悪質なクライアントや超低単価の案件もあるため注意が必要です。

④SNS(TwitterやInstagram、YouTube)

SNSで情報発信することも仕事獲得に繋がります。

例えば、ライターならライティングノウハウや仕事を経験して考えたことを発信しましょう。カメラマンやデザイナーなら自分の作品を載せましょう。

Twitterはコミュニケーションに最も優れたツールであるため、他のSNSよりも濃い繋がりが生まれやすいです。自分の目標とする人と会える可能性もあります。仕事受注だけではなく、仕事する上で大切な情報を手に入れられるツールとしても役に立ちます。

ただし、SNSを運用する際は、マイナス発言や炎上しそうな発言はしないようにしましょう。就職面接の時、面接官に愚痴を言うなんてことはありませんよね?それと同じです。「この人に仕事を頼みたくない」と思われるような発信は控えましょう。

おわりに

会社員がフリーランスになる前にやることをお伝えしました。私は先に会社を辞めてしまったので、この記事でお伝えした内容は全て独立してから行ったため苦労しました。特に、仕事獲得の要であるポートフォリオ作りが大変でした。フリーランスになったら収入や仕事量も不安定になるため、会社員のうちにやれることはできるだけ済ませておきましょう。

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