みなさん、この記事が見えていますか?
もちろん見えてますよね(笑)
なぜこんなことを聞いたのかというと、これからご紹介するのは使えて当たり前のインターネットを裏で支えている IT インフラエンジニアについてになるからです。
皆さんのパソコンやスマートフォンからこの記事を見られるのは、裏にどんな仕組みがあるか、そしてフリーランスのIT インフラエンジニアはどんな仕事をしているのか、じっくり解説しましょう。
ITインフラエンジニアの仕事内容

ITにおけるインフラとは
まず「インフラ」は英単語 Infrastructure のことで「基盤、基本的施設」などの意味があります。普段の生活では電気や水道、ガスなどをインフラ設備と呼ぶことが多いですね。
インターネットも今や社会のインフラ設備となりました。
行政サービスもインターネットを使って行われますし、最近ではバイデン氏が大統領選勝利が確定した際に各国首脳が Twitter で祝辞を伝えていることが話題になりました。このように、インフラとは普段存在することを意識しないほど基本的な施設です。
そして IT におけるインフラとはパソコン本体、サーバ本体、ストレージ、OS、ミドルウェア、ネットワークなどのことを指します。
ITインフラエンジニアとは
インフラには大雑把に設計、構築、運用という工程があります。つまり IT インフラエンジニアは IT インフラの設計、構築、運用を行う職種です。
また、IT インフラエンジニアは大きくサーバエンジニア、ネットワークエンジニアに分かれています。サーバエンジニアはサーバ設計や選定、設定、運用業務全般を担当します。
ネットワークエンジニアはネットワーク設計、物理的な配線やルータ設定、運用業務全般を行います。
近年では物理的なサーバを持たず AWS(Amazon Web Service)に代表されるクラウドサーバを使うことが多くなったため、クラウドの知識が要求されるようになりました。
ITインフラエンジニアの仕事は知識と経験がモノを言う
ITインフラエンジニアには安定して運用できることが求められます。「サーバが止まった」「ネットワークが止まった」という時間を極力ゼロに近づけるのが仕事です。そのためには多くの知識や経験が必要になるため、未経験者がいきなり IT インフラエンジニアになるのは難しいかもしれません。
ただ、知識があれば実戦経験のなさをカバーすることができるかもしれません。
ITインフラエンジニアの資格

ネットワークエンジニア
まず国家試験として IPA(情報処理推進機構) が主催しているネットワークスペシャリストがあります。情報処理技術者試験制度のスキルレベル4(最大)が設定されています。
民間資格では CCNA(Cisco Certified Network Associate)や CCNP(Cisco Certified Network Professional)などが代表的です。
民間資格は資格体系が複雑で受験費用が高い傾向があります。まずは資格について学習し、費用対効果を見極めてから投資したほうが良いでしょう。
サーバエンジニア
サーバエンジニア向けの資格は多岐に渡ります。
国家資格もありますが、どちらかというと民間資格が人気です。
サーバOS Linux の資格である LPIC(Linux Professional Institute Certification)や LinuC(Linux Professional Certification)、ミドルウェアの代表であるデータベース製品 Oracleが認定する Oracle Master などがあります。私個人としては汎用性が高い Linux の資格から優先するのがよいのではないかと思います。
クラウド
前述したように近年では物理サーバを配置するサービスは少なく傾向にあります。
AWS(Amazon) や Azure(Microsoft) などのクラウドサーバで運用します。
AWS で障害が起きると様々な Web サービスが停止してニュースになりますが、そのことがクラウドサーバ運用に移っていることを物語っています。
クラウド系の資格では AWS認定が代表的です。受験料は種類ごとに異なりますが、一番高い資格で 30,000円程度です。
資格でフリーランスとしてのスキルをアップさせる

上位資格は難しい! が故に信用度は高い
資格には入門レベルと上位の資格があります。
事前に問題集を読んでおけばほぼ受かる入門レベルの資格は運転免許証のようなもので、取得してることは特に評価されません。一方で上位資格を取得しているとその知識に加え、資格にチャレンジして成し遂げられる人材であるという評価もついてきます。
資格により仕事への姿勢も評価されると心得ましょう。
机上と実践を組み合わせて勉強しよう
上位資格に合格するには継続的な学習と実践が必要です。勉強が得意な方なら机上の学習だけで取得できてしまうかもしれませんが、筆者の経験では机上だけの学習では理解が困難です。机上→実践→机上→実践 の繰り返しで上位資格を狙いましょう。
おわりに
未経験の方向けに IT インフラエンジニアの仕事と資格について紹介しました。
率直にいうと、就職してインフラチームに配属されない限り未経験から IT インフラエンジニアになるのは難しいでしょう。重要なインフラを未経験のフリーランスに任せることはあり得ません。
裏を返すと IT インフラエンジニアは希少価値の高い職種であると言えます。
未経験でも早い段階でインフラエンジニアを意識してスキルアップしておくことはエンジニアの価値を高めますし、いつか IT インフラエンジニアとして活動することもできるようになるでしょう。
興味のあるスキルは積極的に学習して資格にチャレンジしてみましょう!
コメント
[…] 未経験からフリーランスITインフラエンジニアになるには?皆さんのパソコンやスマートフォンからこの記事を見られるのは、裏にどんな仕組みがあるか、そしてフリーランスのIT イン […]
[…] 未経験からフリーランスITインフラエンジニアになるには?皆さんのパソコンやスマートフォンからこの記事を見られるのは、裏にどんな仕組みがあるか、そしてフリーランスのIT イン […]
[…] 未経験からフリーランスITインフラエンジニアになるには? […]