フリーランスのライターは簡単に始められる仕事です。そのため、多くの人が挑戦します。
もしかしたら、あなたもライター志望の1人かもしれません。だからこそ事実をお伝えしますが、ライターに挑戦した人のほとんどが挫折して辞めてしまいます。
しかし一方で、クライアントから選ばれる高収入フリーランスライターもいます。
では、選ばれるライターになるにはどのようなことが必要なのでしょうか?本記事では、ライターとして稼ぐために大切なことをお伝えしていきます。
選ばれるライターになるために大切な2つのこと

選ばれるライターになるために大切なことは、2つあります。意外かもしれませんが、文章力ではありません。それは、「クライアントの課題を意識すること」と「コミュニケーションスキル」なのです。1つずつ解説していきます。
クライアントの課題を意識する
クライアントの課題を意識すると、選ばれるライターになりやすいです。
クライアントは解決したい課題を抱えているため、フリーランスに仕事を発注します。例えば、「社内では仕事を捌けない」「社内にスキルを持った人材がいない」「会社の規模を大きくしたい」などの課題です。これらの課題をよりよい形で解決してくれるフリーランスがいれば、ぜひその人にお願いしたいと思うのは当然のことでしょう。
クラウドソーシングサイトなどで仕事に応募する際も、クライアントの課題を考えて応募文を考えれば、当選確率は高くなります。
例えば、「5記事書いてください」という依頼でもクライアントによって求めていることは違うでしょう。「とにかく早く記事がほしい」というクライアントもいれば、「専門家が書いた記事が欲しい」という人もいます。早く記事が欲しいと思っているクライアントには、納期を前倒しして納品すれば喜ばれるでしょうし、「専門家が書いた記事が欲しい」と思っているクライアントには専門的な知識を持つ権威性を提示すれば選ばれやすくなるでしょう。
クライアントの課題を考えることによって、どこに重点を置いて仕事をしていくべきかわかります。クライアントの要望に合った仕事を行うことができ、あなたの信頼度も高まります。
コミュニケーションスキル
選ばれるライターになるために、大切なことの2つ目はコミュニケーションスキルです。
「難しそう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。コミュニケーション最も大切なことは、「返信の早さ」です。クライアントを待たせることなく、返信しましょう。そうすることで、クライアントは安心感を持って仕事を任せられるようになります。
他にも、言葉遣いや納期の確認、仕事内容の確認などもクライアントに安心感を持ってもらうことを意識して仕事を行いましょう。
仕事で大切なコミュニケーションスキルとは、相手を安心させることなのです。
稼げないライターの特徴

ライターとして稼いでいくために「絶対にやってはいけない事」をお伝えします。ここでお伝えすることは、意外とやりがちなことなので気を付けてください。
提案するかどうか悩む
ランサーズで気になる仕事を見つけた時、あまりにも提案の数が多くて「自分なんかが選ばれるのだろうか」と不安になってしまうことがあります。
しかし、安心してください。その提案の多くが、テンプレで書かれた応募文だったり、クライアントが求めていることに答えていなかったりします。きちんとクライアントが求めていることに答えれば、採用される可能性は十分にあります。
提案もせずにすぐに諦めてしまうライターが意外に多いです。信じられないかもしれませんが、クラウドソーシングサイトに登録だけして勇気が出ずに1年が過ぎている人もよく遭遇します。勇気を出して数多くの提案をするところから始めましょう。
採用されない提案の特徴
実際にランサーズに掲載されている案件の一部を抜粋しました。ライターとして稼いでいきたいのならば、あなたにも考えてみてほしいです。
この募集文では、どんな人材を求めているのでしょうか?

クライアントが求めていることは、応募上の必須事項に答える誠実なライターです。「なんだそんなことかよ」と思うかもしれません。
しかし、信じられないかもしれませんが、応募上の必須事項に答えもせず自己PRばかりしているライターもいるのです。おそらくテンプレを使いまわし、すべてのクライアントに同じものを送っているのだと思います。ですが、当然そのような人は採用されません。
確かにクラウドソーシングサイトでは、クライアントの顔が見えません。ですが、クライアントも1人の人間です。そのため、信頼される提案文を送りましょう。
次の章では、ライターとして生計を立てている私だったらどのような提案文を送るのかお答えします。
クライアントに提案してみよう

私は、ランサーズで5件提案したら3件はほぼ確実に採用されています。たとえ、未経験の仕事であっても受注することができています。これは自慢ではありません。クラウドソーシングサイトを使っているうちにコツが掴めただけです。
だから、そのコツさえ押さえれば、実績ないからといって仕事がとれないわけではありません。どんな提案文を提出するかによって受注率はかなり変わるのです。
だから、ライター未経験のあなたでも絶対に仕事が取れます。では、先ほども例に挙げたランサーズの応募文では、どのようなことを書けば採用される確率が上がるのでしょうか?

このクライアントが求めているのは、主に以下の3つだと考えられます。
- ・SEO対策ができるライター
- ・ギター教室に通ったことがあるライター
- ・音楽の記事を書いたことがあるライター
そうと分かれば、自分の経歴からこの条件に当てはまるような実績を書き出して提示すれば、クライアントに選ばれやすくなります。
私が応募するのなら、以下のように書きます。
●●様
初めまして。
ライターをしているせきめと申します。
今回●●様の応募文を読んで、お役に立つことができそうだと思い、応募させていただきました。理由は2つあります。
(1) SEOライティングの経験が豊富であること
私はこれまでSEOライティングを数多くこなしてきました。実績は以下の通りです。
(実績を書きますがここでは略します)
(2) ベース・ボイトレ・ピアノ・DTMを習っていた経験がある
私は高校生の頃、バンドを組んでいました。そのため、ベース教室・ボイトレ教室に通っていた経験があります。また、最近は作曲を始めたため、ピアノ教室とDTM教室にも通っています。そのため、様々な音楽教室の特徴を捉えています。
私はギター教室に通ったことはありませんが、音楽教室を選ぶ時に客が気にするポイントを熟知しています。その知見を活かして、記事を執筆します。以上のような理由から●●様のお役に立てそうだと思い、応募させていただきました。
以下、応募上の必須事項に答えさせていただきます。
1.
(応募上の必須事項に答えるけど中略)
ご検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
フリーライター せきめ
このように「なぜ私があなたの役に立てるのか」という根拠を述べることで、クライアントから選ばれやすくなります。「この仕事、したいです!」とやる気を主張するよりも遥かに効果的です。
以上の応募文はコピペして使っていただいて大丈夫です。改変して自分にあった応募文を見つけていくと楽しいですよ。
あなたも「選ばれる」ライターになろう

ライターとして活動するのなら、選ばれるライターになりたいですよね。選ばれるライターになるために1番大切なことはクライアントとの信頼関係です。クライアントの要望は常に何か考え、それに応えるコミュニケーションと納品物を届けましょう。
それさえすれば、未経験でも稼いでいくことができます。いやらしい話ですが、半年続ければ月収50万円も夢ではありません。
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