最前線で働くフリーランスAWSエンジニアになるには?連載2回目(全2回)

フリーランスの働き方

フリーランスでAWSエンジニアになりたい人必見!の2回連続シリーズです。
第1回ではAWS エンジニアが注目される理由と必要なスキル、案件の状況についてご紹介しました。第2回はAWSエンジニアに必要なスキルの勉強法と将来性について解説します。

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フリーランスがAWSエンジニアになるための勉強法

Linuxのスキル


AWSエンジニアになるには、私はまず Linux のスキルを身につけることをお勧めします。
私としては車の普通運転免許証を取得する感覚です。
個人アカウントで AWS にサインアップし Lightseil を利用して LAMP 環境を構築するなどから始めてみるのはいかがでしょうか。

ネットワーク、セキュリティのスキル


サーバだけではなくネットワークも AWS 上で構築します。
インターネットに公開するサーバを構築する場合は特に、適切なネットワーク設計やセキュリティの設定が欠かせません。ネットワーク段階で攻撃の脅威に備える必要があります。
いきなり大規模な公開サーバを構築するなど高度な作業はないと思いますが、プロトコルの名称や役割など押さえておきましょう。

AWSそのもののスキル


AWS はサーバやネットワークだけでなくさまざまな機能を提供しています。
AWS が提供するサービスを理解するには後述する AWS 認定資格の受験がオススメです。

AWSは簡単に試せるからPDCAを回しやすい


前述したように AWS は個人アカウントでもサインアップできます。従量課金制なので無茶な使い方をしなければ請求は微々たるものです。
みなさんが関わっているプロダクトの環境を試しに構築してみると必要なスキルの洗い出しにもなりますので挑戦してみてはいかがでしょうか?

フリーランスAWSエンジニアは稼げる?

エージェント経由の企業案件は比較的高単価


フリーランスエンジニア向けの案件としてはエージェントを経由した企業案件が豊富で単価も高めの傾向です。但しまだ首都圏エリアが多いようです。
フリーランスエンジニアの案件をまとめ検索できるフリーランススタートによると首都圏エリアで2944件、私の住む福岡県に絞ると37件となっています。(2021年2月28日現在)
また、中央値単価が75万円で最高単価が170万円!AWS経験が5年以上になると年収1,000万円が見えてくるようです。

クラウドソーシングでは探しづらいかも

クラウドソーシングサービスのランサーズで “AWS” “100000円以上” で検索して 984件の結果でしたが、2〜3ページ見てイメージしている AWS エンジニアの案件は見当たりませんでした。

AWSエンジニア、その先は?

スキル証明のために資格を目指す


AWS エンジニアの将来についてお話します。
業務レベルで AWS を扱えるようになったら、客観的に証明できるよう資格取得を目指すという道があります。AWS には「AWS 認定」という Amazon の公式認定資格が用意されています。

参考記事はこちら

まずベーシックレベルのクラウドプラクティショナーをクリアしてからアーキテクト、運用、デベロッパーいずれかののアソシエイトを目指す流れになります。受験料はクラウドプラクティショナーで11,000 円(税別)、アソシエイトで15,000 円(税別)と民間資格としてはリーズナブルです。

インフラは希少価値が高く廃れにくい技術


AWS で資格取得を目指す場合はインフラ系のスキルも同時に学習すると思います。
インフラ系のスキルは希少性が高いのと廃れにくいのが特長なのでコスパがよいと言えます。
インフラは初期構築段階において特に高いスキルが求められますが、初期構築作業を行う機会を得ること自体が少ないので希少性があります。またインフラは多様な技術が複雑に絡み合って難易度は高いのですが、基本的な技術は変わりづらいものです。
例えばネットワークの TCP/IP は40年以上インターネットの基幹プロトコルとして使われており近い将来では変わらないでしょう。
プログラミング言語には流行り廃りがあり入れ替えも比較的容易ですが、一旦敷設されたインフラを変えることは容易ではないのです。

サービス全体が設計できるアーキテクトへ


AWS エンジニアを極めてさらなるステップアップとしてはサービス全体を設計できるアーキテクトが考えられるでしょう。
また、企業のインフラは経営判断を行うための重要な資産になりますので CTO (Chief Technical Officer) などの役割も見えてくるかも知れません。

おわりに

AWSエンジニアに必要なスキルの勉強法と将来性について解説しました。
私も現在フリーランスエンジニアとしてクラウドインフラを構築する仕事をしています。やってみて驚いたのはその簡単さです。クラウドを使わない場合との生産性が段違いですね。
これは不可逆の流れで AWS エンジニアの需要は高まるばかりと考えています。
AWS エンジニアの不足で産業が停滞してしまわないかと不安になるほどです。
繰り返しになりますが個人でもサインアップできますので、ぜひ試してみてその可能性を体感してみてください!

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コメント

  1. […] 。AWS の紹介記事 にも書いた CTO のイメージですね。 […]

  2. […] […]

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