フリーランスエンジニア向けのエージェントについての連載全3回の2回目です。
前回はエージェント会社の役割とメリットについて解説しました。そして第2回はおすすめのエージェント会社をいくつかご紹介します。
常駐案件が得意なフリーランス向けエージェント

国内最大規模の「レバテックフリーランス」
レバテックフリーランスは2020年9月時点で登録者数180,000人を誇る国内最大規模のフリーランス専門エージェントです。
取引社数は4,000社を超え、扱う案件は比較的高めと言われています。
フルタイムの常駐案件が多いですが、リモート案件や週に2〜3回の案件も少ないながらあります。エリアは関東、東海、関西、九州が選択できるようになっています。
稼働は月末締め、支払いは翌月15日で比較的早い支払いであることは魅力です。
東証一部企業が運営する「geechs job」
geechs job(ギークスジョブ)は2020年4月に東証一部上場を果たしたギークス株式会社が運営しています。
規模や案件についてはレバテックフリーランスの後塵を拝してる印象ですが、ギークスジョブの特徴としては「フリノベ」というITフリーランス向けの福利厚生プログラムです。健康診断、確定申告、オンライン学習サービス、ヘルスケアやグルメなど幅広くフリーランスをサポートしてくれます。
一部上場企業が運営するだけに安心感がありますし、今後のサービス拡大にも期待が持てますね。エリアは関東、関西、中部、九州が選択できるようになっています。稼働は月末締め、支払いは翌月25日です。
歴史ある「フォスターフリーランス」
フォスターフリーランスは少しユニークで「全体の90%は非公開案件!」を謳っています。
会社の歴史は古く1996年からサービス開始しています。
そのためか公式ページには《業界20年のノウハウが詰まった「フリーランス成功ガイド」》を公開しています。
ただ関東エリアメインなので首都圏以外だと利用は難しいです。稼働は月末締め、支払いは翌月末日です。
リモート案件が得意なフリーランス向けエージェント

クラウドワークスが運営する「クラウドテック」
クラウドテック(CrowdTech)とは、クラウドソーシングサービスの業界最大手クラウドワークスが運営するエージェント会社です。
特徴としては登録社数14万件と業界トップクラスであること。さすがの知名度ですね。
また71%がリモートワークであったり、週4日や週3日OKの案件が多数であることを謳っています。稼働は月末締め、支払いは翌月15日です。早いですね。
リモートワーク案件なら「リモートビズ」
リモートビズは文字通りです。リモートワークの案件が豊富で週3日勤務や時短などの案件も紹介してもらえます。
リモートビズでは給与が時間単位で支払われるのが特徴と言えるでしょう。
イメージとしてはクラウドソーシングのエンジニアに特化した発展形でしょうか。エージェントがエンジニアに最適な案件をマッチングしてくれます。リモートビズが向いてるのは育児中などフルタイムでの勤務は難しいかただといえるでしょう。
メインで使うのであれば複数の案件を掛け持ちにする必要があるかもしれません。
プログラミングスクールが経営する「ミッドワークス」
ミッドワークスは株式会社Branding Engineerが運営するエージェントです。Branding Engineer は2020年7月に東証マザーズへ上場しており、プログラミングスクールも経営しています。
週3、リモート、時短など多様な案件があり、サービスとしては生命保険料の半額負担やクラウド会計ソフトfreeeの無料提供などがあります。収入に換算すると比較的大きいのではないでしょうか。稼働は月末締め、支払いは翌月20日です。
おわりに

登録するならとりあえずここ、というオススメのエージェント会社を6社ご紹介しました。
各社それぞれ特徴がありますので、みなさんが希望する働き方にマッチしたエージェント会社を選択できるきっかけになればいいなと思います。なお、興味を持っていただいてエージェント会社に登録する際は各社がカバーしている地域にご注意ください。首都圏や政令指定都市では安定した案件がありますが、残念ながら地方都市ではまだ少ないようです。
最終回は私自身のエージェント会社を通じた案件経験をご紹介します。お楽しみに!
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