仕事の幅を広げたいフリーランスライターに!カメラスキル習得法・中級編6

フリーランスの働き方

ここまでこのカメラスキル習得講座にお付き合いくださっている方々は、もう随分カメラマンも兼任出来るライターとして自信がついてきていることと思います。そこで、中級編も後半に差し掛かる今回からはさらなるスキルアップを目指していきましょう!
前回に引き続き、今回及び次回は連続して、躓く人も多いカメラの設定についてお話をさせていただきます。でも、これまでカメラと向き合ってきたあなたなら大丈夫!是非諦めずに挑戦して、フリーランスとしての仕事の幅を広げてくださいね!

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カメラマン兼任ライターも知りたい設定とは

カメラの操作には慣れてきた頃かと思いますが、ここで改めて設定について勉強をしておきましょう。カメラには自分で自由に決められる設定があります。この設定をどうするか次第で写真の出来は大きく変わってくるのです。
今は何らかのオートモードで写真を撮っている方が多いと思いますが、シーンに合わせて設定を変えることでより思い通りの写真が撮れるようになります。例えば、もっとボケた感じで撮りたいとか、もっと青い色味で撮りたいとか、そういった希望も設定を覚えることで叶えられるのです。初めは難しく感じられると思いますが、習得すれば過剰なレタッチも必要なくなるかもしれません。
因みにこれら設定の知識は基礎として語られることが多いです。ただ、この知識部分からカメラを始めようとすると嫌になってしまう人が多いことも事実。私もカメラマン時代の研修担当では苦労をしました…。逆にみなさんは今、カメラに親しみを持ったタイミングです!今だからこそ吸収しやすいはずですので、是非挫折せずに食らいついていきましょう。

カメラの設定・シャッタースピードとは

カメラの設定における重要項目、まずはシャッタースピードから解説させていただきます。
シャッタースピードとはその名の通り、シャッターを切るスピードを決めることが出来る設定です。この設定は、明るさ・暗さとブレに関係してきます。
詳しく考えていきましょう。まず、シャッターを切るスピードが遅い場合です。スピードが遅いということはシャッターを切り始めてから切り終わるまでの時間が長いということになりますので、その分多くの光を取り込むことが出来ます。つまり、シャッタースピードが遅いと明るく写真を撮ることが出来るのです。しかし、その分時間がかかっていますので被写体や自分の手が動いてしまうと動いた分まで写すことになります。つまり、ブレやすくなるのです。逆にシャッターを切るスピードが速いと取り込む光も少なくなりますので暗くなります。しかし、その分瞬間を写すことが出来ますのでブレのない写真が撮れるのです。
このシャッタースピードは被写体によって設定を決めるシーンがよくあります。例えばペットや子ども・スポーツをしている人など動きのある被写体を撮影する場合はシャッタースピードをある程度速くしておかなければ上手く撮影が出来ません。滝などの風景を撮る際には水滴を写すために速くする・ダイナミックに流れる様子を写すために遅くする、といった使い分けも可能です。
因みに私がスタジオでカメラマンをしていた頃は、子どもの被写体が多かったためシャッタースピードは1/125で固定でした。どれくらい明るさが変わるのか等、是非実際にいじって確かめてみてください。

カメラの設定・F値とは

カメラの設定における重要項目、次に解説するのはF値についてです。
F値とは光の量を調節する「絞り」の開き具合を示す設定で、絞り値とも呼ばれます。この設定は明るさ・暗さとボケ味に関係します。
カメラではF1.4やF22のように表示され、この値が小さいほど絞りは大きく開かれます。つまり明るく撮ることが出来るということです。ただ、重要なのはこれに伴うボケ味にあります。F値は明るさとともにピントの合う範囲を決めてしまうのです。明るくすればするほどピントの合う範囲は狭くなり、周りがよくボケるようになります。反対に暗くする(値を大きくする)とピントの合う範囲が広くなります。
この設定も撮りたい写真のイメージや被写体に合わせて変える必要があります。一眼レフらしいボケ味を活かした写真や、ふんわりとしたポートレートを撮りたい場合には小さく設定した方がいいでしょう。逆にくっきりとした風景写真やたくさんの人数がいる集合写真などを撮る場合には大きく設定しなければなりません。
F値は表現において特に重要になりますので、設定の中でもまず初めに決めるという人も多いです。また、レンズによって最低値が変わりますので性能を見比べるときのポイントにもなり得ます。
仕上がりにも大きな影響が出ます。実際に仕事で写真を撮ったときに、
「ボケ感のおしゃれな写真にしたかったのに!」
「ここまでピントを届かせたかったのにボケてる!」
なんてことにならないよう、実際にピントの合う幅がどれくらいかはたくさん試して感覚を掴んでおきましょう。

おわりに

カメラ設定の基本であるシャッタースピードとF値についてお話させていただきましたが、違いを確認・操作に慣れるためには実際に試してみるのがおすすめです。
フリーランスライターのためのスキル習得中級編・カメラの設定については次回も続きます。上手く設定する方法についても言及いたしますので、是非お付き合いください!

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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コメント

  1. […] カメラスキル習得法も中級編後半に差し掛かり、より内容が実践的になってきましたね。前回の記事ではシャッタースピードとF値についての解説をさせていただきました。今回はそれ以外 […]

  2. […] カメラの設定を自在に操れるようになると、より思い通りの写真が撮れるようになります。第6回ではシャッタースピードとF値について、第7回ではISO感度とホワイトバランスについてそれ […]

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