仕事の幅を広げたいフリーランスライターに!カメラスキル習得法・中級編7

フリーランスの働き方

フリーランスライターのためのカメラスキル習得法も中級編後半に差し掛かり、より内容が実践的になってきましたね。
前回の記事ではシャッタースピードとF値についての解説をさせていただきました。今回はそれ以外の重要な設定と、初心者でも上手く設定するための方法についてお話をしていきます。クライアントに満足してもらえる写真が撮れるよう、どんどん知識を身に付けていきましょう!

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カメラの設定・ISO感度とは

カメラの設定における重要項目、今回はまずISO感度の解説から始めていきましょう。ISO感度とは明るさ・暗さと、画質に関係する設定のことです。
前回お話ししたシャッタースピードとF値を合わせるだけでは明るさが十分ではない、あるいは明るすぎるなんてことがあるかもしれません。そんなときはISO感度の設定を変えて適切な明るさに調節していきます。数値を高くすればするほど写真を明るく撮ることが可能です。
「それだけで明るさを自由に上げられるの?すごく便利!」
と思っている方もいるでしょうが、1点だけ落とし穴があります。それは、ISO感度で明るさを上げれば上げるほど画質が劣化していくという点です。写真を大きく引き伸ばす可能性や細部まで見られる可能性がある場合は、ノイズが目立ってしまいますので注意しましょう。勿論、数値を低くすればその分写真は暗くなりますが綺麗に残すことが出来ます。
ただし、近年のデジタル一眼レフカメラにはISO感度によるノイズに強いものも存在します。また、ライター兼カメラマンの取材用の写真を大きく引き伸ばして飾るなんてことはなかなか考えられませんので、そこまで敏感に気にする必要はないかもしれません。因みにスタジオでカメラマンをしていた頃は、
「1600までならどんな写真にも出来る」
と教えられていたため、私は今でもこの数値までは臆することなく上げて撮影しています。

カメラの設定・ホワイトバランスとは

カメラの設定における重要項目、最後に解説するのはホワイトバランスについてです。
ホワイトバランスとは白を白として写すための機能のことです。何を言っているんだとお思いかもしれませんが、光にはその種類によって色や特徴があります。人間の目はどんな光の下でも補正をして白いものを白く映してくれますが、カメラだとそういう訳にはいきません。こちらが補正をしなければその光の色・特徴のまま写真に撮ってしまいます。この補正を行うための設定がホワイトバランスです。
カメラにもよりますが、ホワイトバランスは予めいくつかのモードが搭載されているでしょう。オートの他、太陽光、日陰、曇天、蛍光灯などあらゆる光の下で設定を変更することが出来ます。同じものを様々なモードで撮影してみると違いがわかりますので是非試してみてください。
この他にも色温度の数値を上げたり下げたりして自分で自由に設定することも可能です。表現によりこだわっていくならこちらも試してみましょう。数値を下げれば青みがかった写真になりますので冷たさや静かさを表すのにぴったりです。数値を上げれば赤味を帯びていきますので温かさや夕陽などを捉えるのに向いているかもしれません。
ホワイトバランスの調節を習得すれば、綺麗な白を写すだけでなく応用して自分のイメージに近付けることも容易になっていきます。初めは遊び感覚でいいのでたくさん操作して慣れていきましょう。

カメラ兼任ライターが上手く設定をするには

カメラの設定は、慣れが重要です。操作も勿論ですが感覚がものをいいます。上達法と重なりますが、練習してスキルを磨いていきましょう。初めは難しく感じられたとしても、数をこなしていけば自然と設定も行えるようになります。
「そうはいっても初心者にはハードルが高い!」
とお思いの方のために、上手く設定をする方法についても考えておきましょう。
まずは、完全マニュアルモードではなく、シャッタースピード優先かF値優先モードで慣れていくのがいいと思います。適切な明るさにも慣れることが出来ますし、シャッタースピードとF値の持つ特徴を掴むことが出来るでしょう。それぞれで撮れる写真の特徴を理解した後にマニュアルに移行すればスムーズです。マニュアルに変えてもやることは同じです。自分の撮るべき写真・撮りたい写真のイメージをしっかり思い浮かべ、その撮影を果たすためにはどの設定を優先すべきか考えます。シャッタースピードかF値を決めて固定したら後は明るさを調節するだけ、このように考えておけば何も怖いことはありません。両方固定してISO感度で調節してもいいです。ホワイトバランスもまずは光に合わせて手動で変えられるようになれば十分です。
あくまでカメラが兼任出来るライターですから、初めから完璧を目指す必要なんてありません。そんなことよりも写真撮影を嫌いにならないことの方が重要ですので、ある程度力を抜いて設定にチャレンジしてみてくださいね!

おわりに

カメラの設定や操作は難しく感じられるでしょうが、枚数を重ねて慣れてしまえば簡単です。どんどん撮影をして思い通りの写真が撮れるように練習していきましょう!
フリーランスライターのためのカメラスキル習得法、中級編はまだまだ続きます!次回からは具体的な案件別の撮り方についてお話していきますので、こちらも是非お付き合いください。

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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