仕事の幅を広げたいフリーランスライターに!カメラスキル習得法・中級編8

フリーランスの働き方

フリーランスライター向けカメラ講座中級編、今回はインタビュー写真の撮り方についてお話します。
インタビューといえば、多くの人が取材相手の写真が挿入されている記事を思い浮かべるでしょう。想像が容易なことからもわかるように、インタビュー写真はその人の人となりやオフィス全体の雰囲気を伝える役割を持つ大変重要なものです。クライアントに満足してもらえるインタビュー写真を、自信を持って撮影出来るようになりましょう!

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カメラ兼ライターの強み!インタビュー写真

カメラが兼任出来るライターになると、取材と撮影をセットで依頼されることも多くなっていきます。また、そのような内容でライターを募集する仕事もたくさんあります。まずはインタビュー写真が必要になる案件の例をみていきましょう。
よく見受けられるのがグルメ関係のお店の取材です。店内や提供商品の撮影とともに店員さんの写真が必要になります。また、企業取材の場合も社長さんや社員さんの写真は必須になるでしょう。職人さんや作家さんといった専門分野に特化した方のインタビューもよく目にします。体験談を語ってくれる一般の方などの取材も、身体の一部だけでも写真があるとイメージが湧きやすいことが多いです。
このようにインタビュー写真は様々な取材のシーンで必要になります。土壇場で焦らないように、事前にポイントや注意点を頭に入れてイメージしておくことが大事です。

カメラ初心者!インタビュー写真のポイント

インタビュー写真は雰囲気重視!

カメラマンとしては初心者のフリーランスライターさんでも取材案件に立ち向かえるよう、ここではインタビュー写真の撮り方のポイントを押さえておきましょう。
まず撮影場所についてです。室内の撮影であれば窓の側がいいでしょう。インタビュー写真には明るさが必要です。窓の側であれば光を取り込みやすいですし、ストロボがなくても自然な写真を撮ることが出来ます。自然光だけでは明るさが足りないときにはレフ版の代わりになるような白いものを人物の側に置くだけでも変わります。オフィスなら開放感のイメージにも繋がりますね。また、外壁がおしゃれな場合は背景にして撮影をするとスタイリッシュな雰囲気になります。企業取材であればロゴのある受付部や、スタッフが集まる場所で何人かで撮影をし、雰囲気を伝えることも忘れてはいけません。

構図について注意すること

構図についても確認しておきましょう。インタビュー写真ではその人の様子や表情を伝えることが重視されるため、引きの画はあまり必要とされません。アップ・バストアップのカットに注力して様々なアングルから撮るようにしましょう。カメラ目線だけでなく視線を外した写真や、視線の先を開けた構図などもあると記事に広がりが生まれます。失敗したときのことも見据えてたくさん撮るようにしてください。
最後にポージングですが、話をしているときの自然なカットの他に少し動きのあるものが撮れるといいです。あごに手を置いて何かを見ている写真や書類に目を落としている写真は指示もしやすいですし、2・3枚あると素敵ですね。因みに何かをこねているような手つきをさせる通称ろくろには、賛否両論あります。
「それっぽい写真が撮れる!」
と多用する人もいますが、私はカメラマン時代の研修で、
「素人なのがバレるから何があっても撮るな」
と先輩に言われました。どちらを参考にするかはみなさんの判断にお任せしたいと思います。

カメラ初心者!インタビュー写真の注意点

カメラ初心者のライターさんであれば、
「1番知りたいのはNG例!」
という方も多いと思います。そんな方のために、インタビュー写真の注意点についても確認しておきましょう。
まず不必要なものを写さないこと、これは徹底してください。オフィスや作業場などでの撮影は背景に特に注意を払いましょう。背景がごちゃついていると視線がそちらに誘導されてしまい、インタビュー写真としての役割を果たせなくなります。
次に取材相手が着ている服装にも注意を払いましょう。身だしなみをチェックし、必要であれば整えてあげるのもカメラマンの仕事です。また、いくらレンガの外壁がかっこいいからといっても相手が茶色い服を着ていたら埋もれてしまいますよね。背景選びの際は服との色合いもしっかり見て検討するようにしてください。
構図においてはタブーの首切れを避けます。首切れとは、首で写真の下辺を断ち切った写真、棚など背景のラインが首を横切る写真のことをいいます。縁起が悪く、見た人に不安感を与えるため注意です。また、首切れと並んで注意すべきなのが串刺しです。串刺しは縦のラインや植物などの背景が頭から突き出ているように見える写真のことで、こちらも同様の理由でよくないとされています。
インタビュー写真では取材相手の表情だけに集中してしまいがちです。写真全体に気をつけながら撮影をするようにしましょうね!

おわりに

インタビュー写真は気を配らなければならない点も多い撮影ですが同時に案件もたくさん存在するため、出来るようになると確実にフリーランスとしての仕事の幅が広がります。しっかりと事前に注意・準備をして撮影に臨みましょう。
次回はインタビュー写真とともに必要になることも多い建物やオフィス写真の撮り方について解説させていただきます。こちらも是非参考にしてくださいね!

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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コメント

  1. […] ラも担当出来るライターが請けられる取材と撮影がセットの案件はたくさん考えられます。第8回ではインタビュー写真のポイントを解説しました。インタビュー写真は背景に邪魔なもの […]

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