フリーランスライター向けのカメラスキル習得講座、中級編もいよいよ最後となります。10回目となる今回は今までの内容を総まとめ!重要なポイントをおさらいしていきたいと思います。
「初めの方のこと、もう覚えてないなぁ…」
結局何が大事なんだったっけ?」
という方にはぴったりですので、是非一緒に確認をしていきましょう。わからないところ・思い出せないところがあるという方は、もう一度記事に戻って振り返りをしておいてくださいね!
ライターのカメラ習得法中級編まとめ:機材

カメラスキル講座中級編は機材についてから始まりました。
覚えていますでしょうか?デジタル一眼レフカメラはレンズを交換することによって新しい世界が広がるんでしたね。これこそが一眼レフカメラの魅力でもありました。第1回にはズームレンズ・単焦点レンズ・広角レンズ・望遠レンズなど、レンズ選びの基礎となる知識が詰まっています。
第2回では、実際に交換レンズを選ぶときに気になるメーカーをご紹介しました。大きく分けて2つの選択肢がありましたね。CANON、NIKON、SONYなどの純正レンズと、SIGMA、TAMRONなどのサードパーティー製レンズです。レンズを入手する方法には新品・中古を購入する他、レンタルもあることをお忘れなく。
さらに第3回ではまとめも兼ねて、被写体別にレンズを選ぶ方法について解説しました。人物写真なら中望遠レンズ、建物内部なら広角レンズなど、特徴を知ってレンズを交換出来ると強みになります。さらにこちらではカメラマン兼任ライターにおすすめのレンズについても言及していますので、レンズ選びに迷っている方は是非参考にしてください。
また、取材中などで明るさが足りないときは照明があると助かります。クリップオンタイプのストロボなら持ち運びにも困りません。第4回では照明の種類と違い、さらにコスパのいいおすすめを紹介しています。
ライターのカメラ習得法中級編まとめ:技術

カメラスキル講座中級編も半ばごろに解説したのが主に技術面に関することです。
カメラの設定を自在に操れるようになると、より思い通りの写真が撮れるようになります。第6回ではシャッタースピードとF値について、第7回ではISO感度とホワイトバランスについてそれぞれ説明をしましたね。ホワイトバランス以外の3つの設定は全て明るさと暗さに関係し、それぞれの特徴を理解した上で操作をする必要があります。シャッタースピードは遅くすると明るくなりますがその分ブレやすくなります。F値は小さくすると明るくなりますがその分ピントの合う幅が狭くなります。ISO感度は上げることで明るくなりますがその分画質に影響があります。被写体や自分の撮りたい写真のイメージに合わせて何を優先するか決め、適切な明るさになるよう調節する練習をすることが重要でした。ホワイトバランスはカメラの写す白を調整する機能で、正しい白を手動で合わせることが出来る他、表現により赤っぽくしたり青っぽくしたりも可能です。
これら設定や撮影に自信が持てないという人でも取り返しがつく可能性を持っているのがレタッチソフトでした。Photoshop、Lightroomが有名ですね。勿論撮影はばっちりという人でも細かい調整を行いたいときにレタッチソフトは大変便利ですし、使いこなせれば提出先にもより喜んでもらえるでしょう。レタッチについては第5回にまとめてありますので、導入を考えている方はこの機会に是非振り返ってみてください。
ライターのカメラ習得法中級編まとめ:実践

カメラスキル講座中級編、終盤でお話ししたのは実践を見据えた撮影のポイントでした。カメラも担当出来るライターが請けられる取材と撮影がセットの案件はたくさん考えられます。
第8回ではインタビュー写真のポイントを解説しました。インタビュー写真は背景に邪魔なものが写っていないか、服装は背景と被っていないか、タブーの構図になっていないかなど注意すべきポイントも多いです。表情だけに集中してしまわないよう写真全体に気を配りましょう。また、人物写真では目を瞑る・髪が顔にかかるなど思わぬ失敗もあります。記事にするときに困らないようにたくさん撮っておくことが大切でしたね。
前回の第9回ではオフィスや店内などの室内撮影、外観などの建物撮影のポイントをみてきました。室内撮影は広角で広く撮ってあげると喜ばれます。ホワイトバランスの設定を見返すことも忘れずに。建物撮影は構図にこだわること、特に下からのカットは欠かせないことなどを説明しました。また、両方の撮影に共通して大切なことは水平の意識を持つことでしたね。水平のとれていない写真は見る人の「綺麗!」を引き出しにくいです。柱や棚などを目安にして、必ず美しく水平がとれるよう訓練をしておきましょう。
写真は、撮れば撮るほど上手くなっていきます。上達は目に見えづらいですが決して挫折してしまわず、思い通りの写真が撮れるように練習を重ねていきましょう!
おわりに
まとめを通してポイントの確認は行えましたでしょうか?この長かった中級編を、諦めずに全てクリアしたライターさんは、クライアントの満足が獲得出来るカメラマンになっているはずです!
カメラスキル習得講座は、次回からいよいよ上級編に入っていきます。是非お付き合いいただき、さらなる高みを一緒に目指していきましょう!
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