仕事の幅を広げたいフリーランスライターに!カメラスキル習得法・初級編

フリーランスあれこれ

前回前々回とカメラ選びについてのポイントをお話してきました。お気に入りのカメラが手に入ったならば、次に待つのは練習です。
 「でも本当に初心者で、どうやったらカメラスキルが身につくかわからない!」
そんなカメラ初心者フリーランスライターさんのために、今回はカメラの練習方法について解説させていただきます。まずは初級編です。知識全くなしの状態を想定してお話していくので、自信がなくても大丈夫ですよ!

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ライターのカメラ練習1、構図を知る

カメラ

カメラ練習の第一歩、まずは、構図を知りましょう。
カメラの機能や写真における基礎知識から始めようとする人も多いですが、経験上小難しいことを先にやると挫折します。まずは「基本的な写真が撮れるようになる」ことから目標にしていきましょう。因みに私の「経験」とは、フォトスタジオのカメラマンをしていた時代の新人カメラマン研修からきています。
ライターの仕事の一環としての写真撮影ですので、想定される被写体はグルメ、人物、観光写真などが中心になります。いずれにしても、基本的な構図を知っておくことは役に立ちます。
まず、基本中の基本が「日の丸構図」です。撮りたいものを日の丸のようにど真ん中に配置する写真の撮り方をいいます。メインになるものがわかりやすく、安定感のある構図です。
次に、必ず覚えておきたいのが「三分割構図」です。画面の縦と横を3分割にし、その線上にあるいはその交点に撮りたいものを配置します。こちらも安定感があり、また、自然と美しいと感じさせられることが多い構図です。人物は勿論風景でも、どんな被写体にも応用出来ます。フォトスタジオの研修においては、
 「とりあえず三分割で撮って」
という乱暴な人もいるくらい大切な構図です。
他にも様々な構図がありますが、余裕があれば後2つくらい覚えておきましょう。上下、または左右を対称に分ける「二分割構図」、被写体の周りを囲って目立たせる「額縁構図」などは観光写真を撮るときなどに応用が利くはずです。
構図のセンスは後付けでどんどん磨いていくことが出来ます。いろいろな写真を見るときにも意識して、自分の中に取り入れていきましょう。

ライターのカメラ練習2、ピントを知る

構図,ピント

カメラ練習の第二歩は、ピントの合わせ方について知りましょう。どんな写真でもまずピントが合っていないと使うことが出来ません。逆にピントさえ合っていれば何とかなることもあるくらい、ピントは重要です。
デジタル一眼レフカメラでは、オートフォーカスモードにしていれば、シャッターボタンを軽く押す(半押し)ことでピントが合います。そのまま押し込めばシャッターが下り、写真が撮れます。
この半押しが先程の構図とも関わってくるので重要です。1点のオートフォーカスの場合ピントが合うのは真ん中。そのままでは日の丸構図でしか写真が撮れなくなってしまいます。そこで、メインの被写体にピントを合わせたまま(シャッターボタンを半押ししたまま)カメラを動かし、好きな構図にしてからシャッターを下ろすのです。フォーカスロックと呼ばれるこのテクニックをマスターすること、それがカメラ初心者の最初の課題です。
因みに機能と関わってくることなのですが、このとき前や後ろに動いてしまうと出来上がった写真のピントはズレます。基礎知識についてはまた次回お話しさせていただきますので、一旦「フォーカスロックは横移動にだけ耐え得る」という認識で練習してください。

ライターのカメラ練習3、とにかく撮る

カメラ練習の第三歩、ここまでわかったらもう実践です。実際にカメラを構えてとにかく撮ってください。この「とにかく撮る」はとても大事です。
まず撮らないと慣れません。基本も身につきません。また、知識だけ入れていても飽きてモチベーションがなくなってしまいます。モードはフォーカスロックが練習出来る「何らかのオート」で構いませんので、とにかく撮ってみましょう。
初めは、一枚撮るのにも時間がかかると思います。ピントはこれで合っているか、構図はこれでいいか、いろいろと迷ってしまうことでしょう。しかし、実際被写体を前にしてシャッターを切るときに、迷いがあってはいけません。シャッターチャンスを逃してしまうこともありますし、人物なら被写体が疲れてしまいます。構図もピントも、慣れればスムーズに決められるようになります。シャッターを下ろすまでに迷いがなくなるまで撮ってください。初心者は何故かシャッターを押すのを怖がる傾向にありますが、デジタルなら失敗しても消せるのが魅力であることを思い出してどんどんいきましょう。
ある程度枚数が撮れたら、確認は大きな画面で行いましょう。カメラ内の画面ではピントが合っているように見えても実際には外れているなどのミスに気づきやすくなり、改善に繋げることが出来ます。
因みに私はカメラマン時代、
「じゃあとりあえず何を撮ってもいいので200枚撮ってきてください」
という新人研修をしていました。上達は総じて早かったですね。

おわりに

これだけでも基本的な写真は撮れるようになるはずです。枚数は重ねれば重ねるほど上達に繋がりますよ!
フリーランスライターのためのカメラスキル習得法は、次回中級「使える写真を撮れるようになる」編に続きます!是非お付き合いください。

過去記事はこちらを参照ください。

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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コメント

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