カメラマン兼任ライターを目指すフリーランスのためのスキル習得法は、前回から中級編に入っています。目標とする到達点は「クライアントに満足してもらえる写真」を撮れるようになることです。2回目となる今回は、前回もお話した交換レンズのメーカーとその選び方について解説させていただきます。
基本的な写真が撮れるようになり、
「早く交換レンズが欲しい!」
とうずうずしている方もいるはずですが焦りは禁物。高価な買い物で失敗しないためにも熟考の手助けにしてくださいね。
カメラの交換レンズどんなメーカーがある?

カメラの交換レンズに手を出そうと調べ始めると、想像よりもたくさんの選択肢があり戸惑ってしまう方も多いと思います。デジタル一眼レフカメラの魅力というだけあり、交換レンズは本当に種類が豊富です。カメラ本体を選ぶときよりも迷ってしまうかもしれません。特に初心者を困惑に陥れるのがそのメーカーです。
CANON、NIKON、SONYなど主要なカメラメーカーは勿論、交換レンズを多様に用意しています。これらのメーカーが自社のカメラのために作ったレンズは、純正レンズと呼ばれます。純正レンズは性能が高くカメラとの相性もいいため、
「レンズ選びで絶対に失敗したくない!」
という方にはその安心感も魅力といえます。ただし価格帯は高くなることが多いです。
これら純正レンズと一緒に比較したいのがサードパーティー製レンズです。サードパーティー製レンズとは、それぞれのカメラに取りつけることが可能な他メーカー開発のレンズのこと。低価格ながら高性能を実現しているものが多く、人気を集めています。ここでは中でも有名なSIGMAとTAMRONについて見ておきましょう。
シグマは、初心者からプロにまで対応可能なラインナップが魅力のレンズメーカーです。予算や自分が撮りたい写真のイメージに合わせてレンズを検討することが出来るでしょう。近年ではカメラの製造まで行うほど高い技術を持っていますので画質にも定評があります。
タムロンは、シンプルなデザインが評価されている老舗のレンズメーカーです。プロにも愛される高品質が魅力で、特にズームレンズにはファンも多いです。こちらもシグマと並んで高いコストパフォーマンスを実現しています。
純正レンズとサードパーティー製レンズにはそれぞれの特徴が存在します。お財布事情なども考慮しつつ、検討を重ねるようにしましょう。
カメラの交換レンズはどうやって入手する?

カメラの交換レンズを入手する方法は3パターンあります。その入手方法についても考えておきましょう。
まずオーソドックスな方法としては新品を購入することが挙げられます。商品の状態をチェックしたり値下がりのタイミングをあまり考慮したりしなくて済みますので、価格以外の点では初心者にも易しい入手方法であるといえます。
予算に限りがある場合などは、中古を購入するという方法もあります。カメラ本体と違い寿命という寿命がないレンズは、中古でも十分問題なく使用することが可能です。ただしレンズの状態などは事前にしっかりとチェックする必要があります。
また、最近注目されているのがレンタルです。日割りや月額制で好きな交換レンズを手にすることが出来ます。このようなサービスは増加しているとともに注目されており、送料無料や保証がつくものも存在します。購入前にレンズをいろいろ試してみたいという方には特におすすめです。いずれの方法にせよ、実際に交換レンズを入手する際にはマウントに注意をしてください。前回もお話しましたが、カメラとレンズはその規格を合わせる必要があります。レンズマウントが違えば組み合わせることが出来なくなりますので、純正レンズであってもサードパーティー製レンズであっても必ず事前に確認をするようにしましょう。
カメラの交換レンズ選び!私の場合は

カメラの交換レンズを選ぶときは検討することが多いです。迷ってしまうという方の参考になるように、私自身のレンズ選びのこだわりについても紹介しておきます。
私のこだわりはただ1つです。カメラ選びと同じ、気に入ったものを選ぶこと。これに尽きます。
交換レンズはメーカーも性能も種類も本当に選択肢が多いです。そのため入手しても、
「これが正解!」
と思えないとどんどんレンズを買い足してしまうことにもなります。そうならないために私は自分が納得するレンズを見つけたら、
「これが正解!」
と思い、後はとにかく写真を撮ることを心掛けています。レンズにこだわるあまり写真の練習がおろそかになったり、写真を嫌いになったりするのは本末転倒ですからね。
因みにそんな私が愛用しているのはカメラ本体と同時に手に入れた、キヤノンの標準ズームレンズEF24-105mm F4L IS USMです。基本的にはこれ1本でどこへでもいきます。今はこれのⅡが出ていますね。もう1本はシグマの単焦点レンズ35mm F1.4 DG HSMです。こちらはプライベートな時間に使うことが多いですが、どちらも私には最高のレンズです。
おわりに
夢を大いに広げてくれる交換レンズですがどんなものを選んでも高い買い物になることは間違いありません。くれぐれも慎重に選ぶようにしましょう。
カメラ兼任ライターを目指す中級編、次回は被写体別のレンズ選びについて解説します。こちらも是非自分に合った交換レンズを見つける参考にしてください。
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コメント
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