仕事の幅を広げたいフリーランスライターに!カメラスキル習得法・中級編3

フリーランスの働き方

カメラマン兼任ライターを志すフリーランスのためのカメラスキル習得講座。前回前々回と「クライアントに満足してもらえる写真」を目指し、交換レンズについて連続してお伝えしてきました。3回目となる今回は、被写体別にレンズを選ぶ方法についてみていきます。
「何を撮るかによってレンズを変えるって難しいんじゃないの?」
と思っている方も多いかもしれませんが、実践してみれば写真やカメラの面白さが実感出来る方もたくさんいるはずですよ!

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カメラマン兼任ライターが撮る写真とは?

カメラマンを兼任出来るライターになった場合、撮影する機会が多い写真とはどのようなものだったでしょうか?ここではまず、被写体についておさらいをしておきましょう。
写真が必要になることの多いメディアといえば、「求人」や「グルメ」、「観光」です。
求人メディアの場合、社員紹介などの人物写真を撮ることが多くなるでしょう。合わせて、オフィスの内部や建物外観の画を必要とされることも考えられます。
グルメメディアの場合は勿論、食べ物などがメインになります。こちらも同様に、店内・店外の様子を求められることもあるでしょう。
観光メディアの場合、やはり観光地の風景は外せません。メディアの形態によってはグルメなどと掛け合わせられることも十分考えられます。ホテルなどの写真が必要になるシーンもありそうですね。
まとめてみると、「人物」「食べ物」「建物内部」「風景(建物外観)」が主な被写体です。仕事だけでなく趣味として撮影を楽しむときにも活かせる被写体ばかりですので、積極的にレンズについての知識を吸収していきましょう!

被写体別にカメラのレンズを選んでみよう!

カメラのレンズはこれまでにもみてきた通り、交換することでとらえられる世界が変わりましたよね。これをただ、
「変わった!」
と喜ぶのではなく、
「変えてみよう!」
と自分の力で選択することが可能になればよりイメージに近い写真を撮ることが出来るようになります。思いのままに撮れるようになれば写真のクオリティも上がっていきますし、向上心も生まれるはずです。さっそく、撮る対象物に合ったレンズを見ていきましょう!
まずは社員紹介などの人物写真からです。おすすめは焦点距離が70~85mmくらいの中望遠レンズになります。画角は全身ではなくバストアップなどを求められることが多いはずですので、こちらで十分対応可能です。人間の視野にも近く、使いやすさを感じることが出来るでしょう。ライターとしてはあまり必要とされないかもしれませんが、背景がボケる能力の高いもの(F値が小さいもの)を用意すれば、本格的なポートレート撮影をするときにも活きます。
次に食べ物です。50mm前後のレンズで、最短撮影距離が短いものを選べば大きく写すことが出来るのでおすすめです。店内などで撮影することが多くなりますので、食べ物だけが被写体の取材などに赴くなら明るく撮るのが得意な単焦点レンズを用いるのも1つの手です。
求人やグルメメディアに共通する建物内部の撮影には35mm以下の広角レンズがおすすめです。広く見せることが得意なレンズですので、オフィスや店内が狭かったとしても広々とした印象の写真を撮ることが可能になります。
最後に、風景や建物の外観を撮影する場合です。風景や建物の外観は、広く撮りたいというパターンと寄って撮りたいというパターンの両極端が存在する被写体になります。現場に着いてから、どちらの写真も欲しいと感じることもあるでしょう。そのため、広角から望遠までをカバー出来るズームレンズがあれば安心です。
勿論、ここでご紹介したレンズが絶対というわけではありません。様々なレンズを試す機会があるなら、自分だけの写真表現を突き詰めていくのも面白いと思いますよ。

カメラマン兼任ライターへのおすすめは?

カメラマンも兼任するライターとして実際に取材やインタビューをすることになったら、
「どのレンズを持っていけばいいの!?」
と迷ってしまうこともあるかもしれません。交換レンズを持参したくても、内容によってはあまり重たい荷物やかさばる荷物を持っていけないこともあるでしょう。
そんなときにもおすすめなのはズームレンズです。大体18-85mmくらいの範囲をカバー出来るズームが1本あれば、食べ物から風景まで押さえることが出来るでしょう。荷物をなるだけ少なくしたい旅行などの際にも活躍しますので、持っておいて損はありません。
因みに私は前回もご紹介しましたが、24-105mmのズームレンズでどこへでも行きます。昔、整体院のホームページ写真を担当したことがあるのですが、そのときもこの1本で乗り切りました。院長の写真から院内、施術風景、駅からの道のり、果ては近くの名物グルメまで撮ることになったので、ズームレンズのカバー力に本当に助けられましたね。

おわりに

レンズにこだわると写真のクオリティも上がっていきます。それは勿論クライアント側の満足度向上にも繋がるでしょう。今までの内容を参考に、自分のお気に入りの交換レンズを手に入れてみてください。
ライターのためのカメラ講座、次回は照明についてお伝えさせていただきます。よりスキルアップを図るためにも、是非お付き合いいただければ幸いです。

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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コメント

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