フリーランスとして働いているみなさんは、どんなメールアドレスを仕事用に利用していますか?便利なメールアドレスといえば、無料で使えるGmailを思い浮かべる方も多いでしょう。仕事用にもGmailを設定しているフリーランスはたくさんいますが、信用の観点から考えると、実はちょっと注意が必要です。
今回はフリーランスの仕事用メールアドレスについてのお話をさせていただきます。よりクライアントから信用されるフリーランスになって、さらなる活躍を目指しましょう!
フリーランスの仕事用ならGmailはNG

Gmailは利用者も多く、無料で使うことが出来るとても便利なサービスです。しかし、フリーランスが仕事用として設定するメールアドレスとしてはあまりおすすめ出来ません。なぜGmailがフリーランスのビジネスにおいてNGとされているのか、ここではその理由について確認をしておきましょう。
1番に懸念されるリスクとしては信用の問題があります。Gmailを設定していることによって、自身の信用を低くしてしまうこともあるのです。勿論これはクライアントによっても変わってきますが、古い企業ほどこのような傾向がありますので覚えておいた方がいいでしょう。
利用者にとっては嬉しい、無料で作れるというのも問題です。クライアントによってはその事実を、仕事に投資していないという風に受け取ります。先の信用にも関わってくる要素の1つです。
また、Gmailには迷惑メールが多いということも忘れてはいけません。Gmail自体を全てブロックしているというクライアントもいますので、仕事に差し支えることもあるでしょう。営業などのチャンスを失ってしまう可能性も考えられます。
フリーランスがGmailを利用する悪影響

フリーランスが実際に仕事用としてGmailを使っていると、どのような悪影響が出るのでしょうか。次に、よくある事例についても見ておきましょう。
仕事のやりとりにメール以外のコミュニケーションツールを使う場合には、Gmailを利用していたとしてもあまり問題にならないことが多いかもしれません。しかし、メールでの連絡が多い場合や新しく取引を持ちかける場合には、先に紹介したような理由からクライアントによく思われない可能性も大いにあります。古くからの企業だけでなく大手企業でも、マナー違反と判断されることがあるでしょう。それだけが原因ではないでしょうが、Gmailを利用していることで複合的に大きな契約を逃してしまうことはありえるのです。
また、こんなお話もあります。とあるフリーランスの方がメディアの取材を頼まれました。取材対象の飲食店にGmailでアポイントメントをとったところ、一向に返事がありません。何とそのメールは先方のメールシステム上で迷惑メールフォルダに分類されており、見事にスルーされてしまっていたのです。おかげで連絡待ちをする時間が長くなり、仕事が滞ってしまったといいます。
このような事態も起こり得る可能性があるのがGmailです。仕事用のアドレスとしてGmailは避けるべき、と世間一般で言われているのにも頷けますね。
より信用されるフリーランスになるためには

フリーランスの中でも多くの信用を勝ち取っている人は、仕事専用のメールアドレスを持っています。オリジナルのドメインを取得し、事業に活用しているのです。ドメインとはメールアドレスにおける@の後ろの部分のことで、わかりやすくいうと住所のような働きを持っています。ドメインを自分だけのものにすることで、仕事の出来だけでなく案件に関わる前段階からライバルたちとしっかり差をつけているのです。
オリジナルのメールアドレスを持つことは、クライアントに対するイメージアップとしては最適です。諸々の費用はかかりますが、これまで紹介してきたようなGmail使用にまつわるデメリットを一掃出来るでしょう。それだけで、
「この人は自分の事業に対して真剣に向き合っているんだな」
と思ってくれるクライアントもたくさんいるはずです。
また、ドメインを取得すればメールアドレスで表せるものの幅も広がります。名前や屋号、仕事内容などを上手く組み合わせればよりイメージのいい、そしてビジネスを続けていく上で使いやすいアドレスになるでしょう。クライアントからは信用してもらいやすいだけに留まらず、認識もしてもらいやすくなります。
「ライバルのフリーランスと差をつけたい!」
「これからもどんどんフリーランスとして活躍していけるようになりたい!」
そんな希望がある方は是非、メールアドレスについての検討もしてみましょう。営業活動なども、今より自信を持って行えるようになるはずですよ!
ドメインを取得してGmailを卒業しよう

信用されるフリーランスになるためには、Gmailを卒業し、オリジナルのメールアドレスを作るのがおすすめです。まずは自分だけのドメインを取得してみましょう。ここでは、ドメイン取得までのざっくりとした流れと費用感についても解説をさせていただきます。
オリジナルのドメインを取得するためには、専用のサービスを利用しなければなりません。数あるドメイン取得サービスの中でも、特におすすめなのは「お名前ドットコム」です。費用が安い傾向にありクーポンなどもよく届くと、個人で利用するのにも嬉しい要素がたくさんあります。
取得にあたってはまず初めに、ドメインの文字列を決めます。屋号や業務内容などと組み合わせてもいいでしょう。決定しても既に使われているドメインであれば取得は出来なくなりますので、確認も忘れずに行います。
同時に、ドメインの種類も決めます。「.com」「.jp」「.net」など、メールアドレスの最後の部分をどうするか検討するのです。費用に関しては、このドメインの種類に何を選ぶかによっても変わってきます。フリーランスにも多く利用されている「.com」は、年間で1,000円前後の料金が必要になることが多いです。日本に住所があれば取得出来る「.jp」は少々割高ですが、3,000円から10,000円の間とサービスによって開きも見られます。サイトへの集客なども視野に入れている方におすすめの「.net」は、1,500円前後で利用出来るサービスが多く存在します。取得出来るドメインの文字列とも合わせて、しっかりと考えましょう。
次に、@の前半部分であるローカルパートを決めます。長すぎたり要素を詰め込み過ぎたりしてはややこしくなってしまうのでほどほどにするよう注意しましょう。メールアドレスの設定にはレンタルサーバーやメールサービスの利用が必要になります。ドメイン取得サービスでは同時にこれらを契約するサービスを用意していることも多いので合わせて検討するようにしましょう。因みにお名前ドットコムには、月額48円から利用出来る「お名前メール」というサービスがあります。オリジナルのドメインとともにメールサーバーに申し込むことが出来ますので、手続きも簡単です。
最後にメールの設定を行って完了となります。
少々手間もかかりますし、費用もかけることになりますが、これで自分の信用度が上がるなら必要経費ととらえることも出来るのではないでしょうか。Gmailを利用することで発生する可能性のあるトラブルを未然に防げると思えば高くはないですよね。
みなさんも是非、ドメインを取得してオリジナルのメールアドレスで活動をしてみてください。自分だけのメールアドレスをみれば、これからの仕事も頑張ろうという気力が湧いてくるかもしれませんね!
おわりに
Gmailは大変便利なサービスですが、フリーランスの仕事用に設定することにはリスクもあります。クライアントとの間にトラブルが起こってしまった原因がGmail、となってはやりきれませんよね。
フリーランスとしての信用を勝ち取っていきたいなら、是非積極的にオリジナルメールアドレスを持つことを検討してみてください。ライバルのフリーランスたちとも一気に差をつけられるチャンスですよ!
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