ランサーズの使い方がわかってきたら、次に悩みの種になるのがチャレンジすべき提案についてです。ランサーズで提案出来る案件はたくさん用意されているため、
「どの案件に手を挙げればいいのかわからない…」
「このクライアントは危険じゃないのかな…」
などと困惑してしまうこともあるでしょう。残念なことですがランサーズは多くの人が利用するサービスですから、注意すべきクライアントというのも存在します。
最終回となる今回は、ランサーズ初心者のためにいいクライアントやいい案件を見抜くコツについてお話をさせていただきます。
前編及び中編もあわせてお読みください。
ランサーズには様々なクライアントがいる!

ランサーズは様々なクライアントが利用しています。そのそれぞれがたくさんの案件を提示しているため、フリーランス開始直後であればどの仕事に手を挙げるべきか迷ってしまうこともあるでしょう。ここで気をつけるべきなのが、悪質なクライアントや悪質な案件を選ばないことです。
残念ながらランサーズにいるのは、いいクライアントばかりではありません。地雷、と言われることもあるような悪質なクライアントも中には存在しています。このようなクライアントに当たってしまうと、1つのプロジェクトをこなす間に疲弊してしまいます。中には最初に取引をしたクライアントが悪かったために、
「これじゃあちっとも稼げない…」
とフリーランスという道を諦めてしまう人もいるほどです。
しかし、ランサーズにはいいクライアントもたくさんいます。優良なクライアントと仕事をすれば、充実した働き方を実感出来るでしょう。実績のみならず、これからのフリーランス生活の自信にも繋がります。初めは焦ってしまいがちになりますが、クライアントと案件はしっかりと時間をかけて見極めてから提案をするようにしましょう。
提案前に磨こう!クライアントを見極める力

ランサーズで仕事をしていくためには、いいクライアントと悪いクライアントを見極める力を養わなければなりません。フリーランス生活が長くなってくると直感的に、
「この人との取引は辞めておいた方がいいな」
と感じることもありますが、初心者の内は勘だけに頼るのは危険です。悪質なクライアントや悪質な案件には特徴や傾向がありますので、提案前に知っておくことが必要になるでしょう。ここでは両者の違いについてご紹介させていただきます。
まず、募集されている案件を見るときは、単価が適切かどうかを考えましょう。いいクライアントであれば、極端に安すぎる設定にはしないものです。例えばライターであれば“文字単価0.1円”というような条件で募集されているものには要注意です。問題なくプロジェクトが完遂したとしても、あまりいいことはないでしょう。
また、案件の内容がわかりやすく説明されているかどうかも確認しておきます。情報が不足していると感じられるようなら、契約後も何かと情報をやりとりしなければならず、煩わしさに繋がるでしょう。なお、悪質な案件では作業量が多く、単価に見合っていない場合も多いので、任せられる作業範囲にも目を光らせておいてください。
次に、クライアントのプロフィールページにも目を通します。重要なのは発注率と評価です。悪質なクライアントの場合、優良なクライアントと比べると発注率がやけに低いという傾向があります。評価は実際にそのクライアントと取引をしたランサーのものですので、大変参考になります。評価自体の数字を確認することは勿論、途中終了した依頼などが目に付く場合は提案を控えるのが得策といえるでしょう。
最後に、契約をしてから仮払いや支払い、返信などの対応の遅さが気になった場合は、今後の取引についてもよく考えるようにします。継続で依頼をもらえたとしても、仕事をする上でのストレスになることが多いためです。迷ったときは、仕事を任せる側と仕事を担当する側が対等な立場になれているかどうか、振り返ってみるようにしてください。
「クライアントの見極めが出来ているか不安でなかなか提案に踏み出せない…!」
と感じている方は、認証クライアントや認定クライアントのマークに注目してみるのも1つの方法です。どちらもランサーズが定めたそれぞれの基準を満たすクライアントに付与されるものですので、いいクライアントを探す指標になりますよ。
ランサーズでいいクライアントに出会うには

ランサーズでいいクライアントに出会うためには、見極める力を磨く以外の努力も必要です。自分のプロフィールを充実させ、少しずつでも実績を積み重ねていきましょう。
優良なクライアントは案件を任せる相手を選ぶ際に、ランサーのプロフィールを見ることが多いです。特に、その実績や評価をチェックしています。私たちがクライアントを選ぶときと同様ですね。クライアントは最後まで安心して仕事を任せられる相手を指定したいですから、プロジェクトの完了率も重要になってきます。
これらに不安が残るようでは、いい提案文を作成出来たとしても見送られてしまう可能性が高いでしょう。逆に、過去に取引をしたクライアントからいい評価やコメントを得られていれば、
「うちのプロジェクトもこの人にお願いしたい!」
という気持ちになってもらえるかもしれません。
実績と評価を上げることは、次の仕事にも繋がっていきます。任せてもらうことが出来た仕事は全て手を抜かず、よく評価してもらえるように最大限の力を尽くしましょう。
提案や仕事でフリーランスが大切にすること

フリーランスが案件を担当する際に大切にすべきことを、最後に確認しておきましょう。ランサーズやフリーランスに限らずどんな仕事でも大事なことばかりですが、これらはいいクライアントに出会うための評価や実績にも通じてきます。
まず、どんなことにも真摯に対応することです。案件には勿論のこと、クライアントとの連絡等も怠ってはいけません。提案からその姿勢を見せることが出来れば、当選にも繋がっていくでしょう。
次に、途中で投げ出さないことも肝に銘じておきましょう。プロジェクト終了前に離脱してしまってはクライアントにも迷惑がかかりますし、悪い評価を得る原因にもなります。プロジェクトの完了率にも影響しますので、1度やると決めた仕事は最後までやり抜く気持ちを持ちましょう。
また、納期を守ることも大切です。案件を請けるときは必ず締め切り日を確認し、対応出来る範囲で請けるようにしましょう。納期が守れるかどうかは、フリーランスとして働いていく上では何よりも信頼に影響する項目かもしれません。仕事が重なっているときなどは体調管理とともにスケジュール管理を厳重にすることを意識してください。
最後に、こまめに連絡をすることも心掛けておきましょう。フリーランスといえどもここをおろそかにしては今後も仕事を任せたい相手とは思ってもらえません。最低限のビジネスマナーは頭に入れ、クライアントとはしっかりと連絡を取り合えるようになりましょう。ランサーズでやりとりをするなら24時間以内の返信率にも影響しますので、より迅速な対応が必要といえます。
ランサーズでは全てのやりとりがオンライン上で完結します。しかし、いいクライアントから選ばれるためには、オンラインだからといって気を抜かないようにすることが大切です。みなさんも今1度気を引き締めて、ランサーズを活用していくようにしてくださいね。
おわりに
いい仕事をすることが、いいクライアントに出会うことにも繋がっていきます。1件1件の仕事にしっかりと向き合い、誠実に取り組んでいきましょう。
全3回に渡った初心者フリーランスに向けてのランサーズ使い方講座も今回で終了です。みなさんも是非これまでの記事を参考に、ランサーズを使いこなして稼げるフリーランスになりましょう!
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