フリーランスライターとしての自信がついてきたら、新たな一歩として是非挑戦したいのが取材やインタビュー記事です。しかし、1度も経験がない状態では、
「どうやってインタビューの仕事を探すの?」
「何を意識してインタビューに臨めばいいの?」
など、疑問もたくさん出てくると思います。
そんな方のために、ここではインタビュー記事を手掛けるときに役立つノウハウを2回に渡って解説させていただきます。みなさんもライターとしての更なるステップアップを目指しましょう!
ライターにメリットの多いインタビュー記事

フリーランスライターにとって、取材・インタビュー記事は大変「美味しい」案件であるといえます。様々なメリットがあるためです。
まず、取材やインタビューが必要になる記事は、総じて単価が高い傾向にあります。事前の準備や移動などが必要になりますが、その分在宅のみで出来る案件より高額です。フリーランスとしてもっと稼げるライターになりたいと考えている方にとっても、うってつけの案件といえます。
次に、有名な人物に会えるということもメリットになるでしょう。インタビューではいろいろな人や企業を訪れ、実際に話を聞くことになります。運がよければ、憧れの人物や興味を持っていた分野のスペシャリストに会える可能性だってあるかもしれません。
そして最も大きなメリットといえるのが、知らない世界を知ることが出来るという点です。インタビュー記事にはたくさんのジャンルがあるため、これまで自分が一切関わってこなかったものと触れ合うこともあります。仕事を通じて新たな世界を経験することで、自分自身の視野をも広げることが出来るでしょう。インタビューを通した出会い自体が財産になったり、これからの自分を考えるきっかけになったりすることもあります。
基本的に在宅ワークが中心で人との繋がりが薄い、というライターにとってインタビューの仕事は特に有益です。是非、積極的に機会を作っていくことをおすすめします。
フリーランスライターのインタビュー記事例

フリーランスのライターが手掛ける取材・インタビュー記事とはどのようなものなのでしょうか。ここでは実際の事例をご紹介させていただこうと思います。
こちらの記事『「家族との時間を大切にしたい」フリーランスが幸せに働くために必要なことを、エンジニア姫野さんに聞いてみた』はランサーズで活躍しているエンジニア・姫野さんへのインタビュー記事です。フリーランスとして働き始めた経緯から、事業継続のコツ、今後の展望に至るまで、読者の知りたいという気持ちに応える細かな取材がされています。他にも、ランサーズの働き方LABでは様々な生き方の実践者がインタビュー対象者となっていますので、フリーランスとして学べることがたくさんあります。
これ以外にもフリーランスのライターが作成したインタビュー記事は数多く存在します。是非いろいろな記事に目を通して、イメージを膨らませてみてください。
ライターの手掛けるインタビュー記事は様々

フリーランスのライターが手掛けるインタビュー記事のジャンルは多岐に渡ります。ここではその様々なジャンルについても確認をしておきましょう。
「インタビューなんて難しそうだし…」
と尻込みしている方でも、思わずやってみたくなる内容があるかもしれませんよ!
芸能・スポーツ系
インタビューといえば真っ先に思い浮かぶのが芸能関係、スポーツ関係の記事かもしれません。表舞台のプロは勿論のこと、有名な指導者などを取材することもあるでしょう。
このような案件を請けるときは、過去の作品に目を通すなど入念な事前準備が必要になります。スポーツであればルールをしっかりと理解しておくことなども求められますので、今の自分の知識を活かせる方も多いかもしれませんね。
エンターテインメント系
あらゆるエンターテインメントに関連したインタビュー記事もたくさんあります。時代などによって人気や求められるものも変わる業界ですので、トレンドに敏感なライターであれば存分にその力を発揮することが出来るでしょう。
グルメやイベントなどは、体感しつつ取材をするものも多いです。こちらもこれまでの知識や趣味などを活かせる案件と出会える可能性に溢れていますね。
求人系
求人に関連したインタビュー記事も、目にする機会が多くなりました。多様な働き方が推奨される令和の時代ですから、需要はこれからも伸びていきそうです。
企業の採用担当者は勿論、新入社員などにインタビューをすることもあります。やりがいとともに厳しさなど、応募を迷っている求職者に生の声を届ける大切な仕事であるといえます。
企業サイト系
求人以外でも、企業のサイトに掲載するインタビューを求められる場合もあります。運がよければ、その他サイトの制作物をまるごとお願いされることもあるかもしれません。
インタビューは、経営者や様々な部署の担当者など実際に働く人が対象者となることが多いでしょう。商品やサービスを利用したお客さんの評判を取材することもあります。社外だけでなく社内に向けての記事を作成する企業も多いです。
ライターがインタビュー記事を担当するには

フリーランスのライターがインタビュー記事を担当したいと思ったら、その仕事はどのように探せばよいのでしょうか。最後にインタビュー案件の探し方についても、方法をご紹介させていただきます。
編集プロダクション
編集プロダクションにアタックしてみる、というのが最も思いつきやすい方法といえるでしょう。多くのインタビュー案件を抱えており、随時ライターを募集しているところもあります。ホームページ等に条件を細かく提示している企業が多いため、応募前にしっかりと確認をすることが可能です。様々に比較して、気になる編集プロダクションが見つかったらコンタクトをとってみましょう。
クラウドソーシング
クラウドソーシングにも取材・インタビュー記事作成の案件は多く募集されています。ランサーズやクラウドワークスなどをメインに利用しているなら、日々の仕事探しにインタビュー案件も加えてみましょう。日常的に使っているプラットフォームである分、慣れない案件でも手を挙げやすいかもしれませんね。撮影とセットになっている案件もたくさんありますので、カメラの技術を習得しておくことも仕事の幅を広げてくれそうです。
地域メディア
フリーペーパーなど、地域のメディアでもインタビューライターの募集がされていることがあります。ライバルが少ない傾向にあり、取材地へのアクセスもしやすいことが多いため狙い目といえます。地元のことをよく知るきっかけにもなるでしょう。いつもなら興味がないからとスルーしてしまいそうな地域メディアでも、積極的に目を通してみることをおすすめします。
おわりに
フリーランスライターにとってインタビュー記事が与えてくれるメリットはたくさんあります。また、取材やインタビュー記事を問題なく担当出来るようになれば、一人前のライターとしても認められることでしょう。
次回は、実際にインタビューに臨む際の事前準備や質問項目についてのお話をさせていただきます。より具体的なノウハウをお伝えしていきますので、こちらも是非お付き合いください。
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[…] 前編はこちらをご覧ください。 […]