フリーランスが何より厳守すべき納期!信用トラブルを招かないための注意点

フリーランスあれこれ

フリーランスとして働いているみなさんは、納期についてどの程度の意識を持って仕事をしているでしょうか?中には、
「何となくしか頭に入れてないけど今までは守れてきたしこれからも大丈夫!」
と安易に考えている方もいるかもしれません。
しかし、フリーランスにとって納期は守ることがクライアントからの信頼に直結する、大切な要素です。納期が案件の継続・終了に繋がることもあります。今回は、フリーランスの仕事において重要な納期に関するお話をさせていただきます。

契約トラブルについてはこちらの記事もあわせてお読みください。

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納期はフリーランスが何より厳守すべきもの

フリーランスが案件を請ける際には、必ず納期が設定されます。この納期に関してですが、
「いつまでに出せばいいのね、OK多分大丈夫でしょ!」
などと、簡単に考えていてはいけません。納期はクライアントからの評価にも繋がる、大変重要なものなのです。
納期に遅れてしまう、という事態について、ここでは具体的に考えてみましょう。それは勿論、自分だけの問題ではありません。クライアントは先の作業も見越した上で納期を設定し、発注をかけています。そのため、2日遅れれば2日、1週間遅れれば1週間、クライアントのスケジュールも遅れてしまうのです。自分が納期に遅れたせいでクライアント側では、予定していた作業が全て出来なくなってしまう、なんてことも起っているかもしれません。自分の立場で考えてみれば、どれだけ迷惑か身に染みて理解出来ることでしょう。そんなことが1度でも起れば当然、
「このフリーランスを当てにしていてはいけない!」
と思われてしまうのも仕方がありません。積み重ねてきた信用にも傷がついてしまうわけです。
この傷は、納期に間に合わないという状況が発生するたびにどんどん深くなっていきます。クライアントとしても、信用出来ないフリーランスには仕事を頼み続けたくありません。案件の継続を検討されてしまえば、終了という判断に行きつくことは容易に想像出来るでしょう。
このように、納期は自分の信用、そして仕事の継続にも関わってくるのです。逆に言えば、納期を厳守するフリーランスになればそれだけで一定の信用を得ることが出来ますし、案件継続の可能性だってみえてきます。フリーランスにとって納期は、常に意識して契約をする・取り組んでいくことが必要なものなのです。

納期トラブルは明確な設定によって回避!

納期はフリーランスにとって、そしてクライアントにとって大変重要なものです。それだけに、お互いの思い違いなどによってトラブルの原因になることもあります。スムーズに契約を結び、案件を完了状態まで持っていくためにはトラブルを未然に防ぐ意識も必要です。ここではよくある納期トラブルについても確認をし、対策を立てておきましょう。
まず起こり得るのが、お互いの認識の違いによって生まれるトラブルです。
例えば、自分は3日後に納品するつもりで、
「早めに納品します」
という連絡を行ったとしましょう。この場合、
「早めということは3日後くらいかな」
と受け取るクライアントなら問題はありません。しかし、当然ながら、
「早めということは明日には納品してくれるんだな!」
と解釈するクライアントだって存在するでしょう。
このような事態を招かないようにするためには、あいまいな言葉を避けて契約をすることが望まれます。クライアントと納期の設定をする際には、明確にそれがいつなのかお互いにわかるようにしておきましょう。先程の例なら、
「3日後の×月×日に納品します」
というように、認識の違いが起こり得ないようにしておくのです。
クライアントと契約を結ぶ際には、打ち合わせでしっかりと納期を決めておく、これを心がけるようにしましょう。クライアント側から早めの納品、などを持ちかけられた際にも注意が必要です。

納期トラブルは事前の確認によって回避!

納期トラブルの事例をもう1つみておきましょう。よくあるのは、「何の」納期なのかお互いに確認していなかったことにより生まれるトラブルです。
例えば、ここに1人のフリーランスライターがいたとしましょう。ライターはとあるクライアントと2週間の納期で原稿をあげる、という契約を結びました。2週間後きっかりにライターはクライアントに原稿を提出します。ライターからすれば、これは納期通りです。しかし、クライアント側では既に遅れが発生していました。つまり、クライアントは「校了」の納期を2週間後と設定していたわけです。勿論ライターはそんなことは知りませんから、「初稿」の納期として2週間をとらえていました。
しっかりと打ち合わせをしておかないと、このようなトラブルも発生してしまいます。お互いに自分は悪くないと感じてしまうであろう、何とも残念なトラブルです。
このような経験をしないようにするためには、契約の段階で「何の」納期なのかを確認しておく必要があります。納期が明確に示されていた場合でも、念のため相手に伺うようにしておきましょう。先程の例でいえば、「初稿の納期」なら請けられるけれど「校了の納期」なら契約は厳しい、というような案件だってあるはずです。自分の仕事スケジュールを立てるためにも、事前の確認を怠ってはなりません。
思い違いで信用を落としてしまってはやりきれませんから、契約前の打ち合わせにも注意を払うように意識をしておきましょう。くれぐれも仕事をもらえるという喜びだけで先走らないように気をつけてくださいね。

納期を厳守して信用されるフリーランスに!

信用されるフリーランスとして活躍していくためには、トラブルを未然に防ぐ心がけが必要です。クライアントと契約をする際にはまず業務内容などが気になってしまうでしょうが、納期に関してもしっかりと打ち合わせをしておくようにしましょう。特に、初めて契約をするクライアントとは認識の違いも起りやすくなりますので注意してください。契約時には「何の」納期かをしっかりと確認した上で、あいまいな表現は使わないように徹底します。
契約が成立したら自身の信用と継続を検討してもらうためにも、納期をしっかり守れる仕事をしましょう。トラブルが回避出来たら、後は自分の頑張りにかかっています。ここでは納期を厳守するためのコツについても、少しだけ紹介をしておきましょう。
まずは、厳格なスケジュール管理を行う意識が必要です。細かな作業工程がある場合には、納期から逆算していつまでにどこまで進めなければならないのかなど明確にしておきましょう。今日中にこのタスク、と1日ごとに目標を設定しておけばモチベーションが維持しにくいフリーランスでも作業効率を上げられる人が多いでしょう。複数の仕事を抱えている場合には忘れないように、予定表などに書き留めておく癖をつけます。スケジュールの管理は「Backlog」や「Googleカレンダー」などのツールを使うと便利です。

スキルアップや体調管理にも気をつけて!


また、自分のスキルについてもこまめに見直しておきましょう。自分を過大評価してスキル以上の仕事を請けてしまっては、納期の遅れに発展する可能性があります。急な依頼がきた場合にもスキルとスケジュールをしっかり照らし合わせ、無理をしすぎないように気をつけてください。必要ならば適宜スキルアップも図っていくようにしましょう。
最後に、体調管理も徹底します。フリーランスは特に運動不足などに陥りやすいので、日頃から健康的な生活を送るように心がけてください。納期をきっかけに信用を失うフリーランスではなく、信用を勝ち取るフリーランスになりましょう!

おわりに

フリーランスにとって納期は何よりも優先すべき最重要事項です。1度でも納期を守れなければ、積み上げてきた信用にかかわる可能性もあります。
みなさんも、納期は常に意識して仕事をするようにしましょう。契約の際はトラブルにならないように、しっかりとクライアントに確認をしておく姿勢も必要ですよ!

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この記事を書いた人
千文鶴子

大学卒業後3年間フォトスタジオでカメラマンを経験した後、全く関係のないwebライターに転身。カメラ、写真館にまつわる情報を始めとし、様々な記事作成にあたる。得意ジャンルは恋愛。コーヒーと花とぬいぐるみが好き。自画自賛と自信喪失の反復横跳びをするライター生活は2年目に突入。

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