フリーランスエンジニアは屋号を使った方がいいのか?について解説

フリーランスあれこれ

アイキャッチの写真は有名な大阪道頓堀のグリコの看板です。
大阪といえばこの看板を思い浮かべる人も多いのではないかというくらい「グリコ」は浸透しています。
フリーランスでもこの「グリコ」のような企業の社名に相当する屋号を決めることができるようになっています。素敵な屋号を付けて活動している人もいる一方で、物を売らないフリーランスエンジニアだから屋号なんて・・と思い、本名で活動している人も多いはず。
そこで、個人名がよいのか屋号を付けた方が良いのか?を主にフリーランスエンジニアとして活動している立場からご説明いたします。

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フリーランスエンジニアでも屋号は必要か?

Hand of woman doctor showing house or home gear sign in palm

エンジニアならぶっちゃけ、なくても困らない

結論から申し上げると、エンジニアとして活動するだけならなくてもいいと思います。
屋号があっても契約書や領収書に載せるくらいにしか使いません。個人名だけでも問題はありません。
チラシや SNS 等で集客するにしても本人さえ良ければ本名で問題はありませんしね。ただし、個人情報の観点から考えると名前が広く知られることによるデメリットもあります。

屋号オススメ!その根拠は?

「エンジニアとして活動するだけならなくてもいい」とした屋号ですが、将来を考えたときに重要な役割を果たしてくれます。
この先、5年、10年、30年とフリーランス生活を続けるのにエンジニアとしてしか活動しないのか?を考えるきっかけになるのです。
屋号を考えることは、自身のフリーランスエンジニア、もしくはフリーランスとして活動していくための指針や戦略を考える機会を得られるという点でオススメします。

屋号を使うメリットとは?

事業内容が分かりやすくなる

まず、屋号に「ソフトウェア」などを含んだ場合は事業内容がすぐ分かってもらえる点が挙げられます。個人名だけではエンジニアと分からないですよね。
事業内容がイメージできるワードを屋号に入れると分かってもらいやすくなりますし、自分自身も「この仕事で生きていく」というアイデンティティにも繋がります。

自己分析のきっかけになる

頻繁に変えることのない屋号を考える場合は長期的な視野に立つことになると思います。
すると冒頭にも書いたように「この先もエンジニアとしてのみ活動するのか?」「ソフトウェアしか関わらないのだろうか?」など将来に想いを馳せることになります。「XXXソフトウェア」を屋号に使ったり、No なら自分はどうありたいのだろう?と生き方を変えるきっかけにもなるかもしれません。
屋号に自分の想いを込めるのって、素敵じゃないですか?

自己紹介のネタになる

自己分析して自分の想いを込めた屋号はそのまま自己紹介のネタにもなります。
セミナーで自己紹介を求められた場合など、屋号はあなた自身のストーリーを語るのに良いネタとして機能しますし、聞いた人に何か刺されば覚えてもらえます。
また、何かを外注するときにイメージを伝えるのにも使えます。例えば名刺やロゴマークを外注するときに屋号に込めた想いを伝えるとデザインがスムーズかもしれません。

法人成りするときに社名にできる

業績が拡大し、いわゆる法人成りする際には屋号をそのまま社名にできます。
社名を考えるときにまた自己分析をすると思いますが、屋号を決めたときと同じ気持ちならそのまま、考え方が変わったりしたら屋号を決めた経験を踏まえて新しい社名を付けられるでしょう。

屋号を付けるときの注意点について

企業名を想定するものはNG

屋号はあくまでも個人事業主がつけるものなので、〇〇会社、〇〇コーポレーションなど会社と誤認されるようなものは設定できません。また、「TOYOTA」などのように、既に商標登録されている名称は NG です。
商標登録済みか否かは「特許情報プラットフォーム」で検索可能です。思いついた屋号は念のためチェックしてみましょう。

屋号が決まったら独自ドメイン取得を考えてみよう

本サイトでは何度か書いてますが、独自ドメイン(XXX.com など)を取得してインターネット上の本拠地ができるといいですね。特に .com などの人気ドメインは早めに取得しておいたほうが良いでしょう。
ドメインは早い者勝ちなので、先に取られてしまうと買い取るなど余計なコストがかかることになってしまいます。

おわりに

最初に書いた通りフリーランスエンジニアとしては屋号がなくても困りませんが、逆にあっても困らないですし考えておくことには長期的なメリットが存在するという話でした。
考えるの面倒くさいし名前でいいや、から、先のこともあるしちょっと考えてみようかな?に変わってもらえれば嬉しいです。
ちなみに冒頭のグリコの由来は栄養素の「グリコーゲン」だそうです。
子供たちが大好きなお菓子を食べながら健康を促進できるようにとの願いがこもってるとか。
みなさんの想いもステキな屋号に変えてみませんか?

なお、ピンとくる屋号を思いつかない場合は、クラウドソーシングやスキルシェアなどのサービスを使ってプロに考えてもらうのもいいかもしれません。

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